海外旅行に持っていく洋服選びは女性にとって楽しみな反面、大変な作業のひとつですよね。
そんなお悩みがある方も多いと思います。
この記事では10カ国以上を旅してきた筆者が、旅先で失敗しない服装の選び方から、夏服・冬服別のおすすめコーディネート、海外でトラブルを防ぐための服装をお伝えします。
洋服選びに迷ったら、ぜひ参考にしてくださいね♪
公式ブログ「ぽちの家」
海外旅行で失敗しない服装の選び方
まず、海外旅行で失敗しない服装選びを具体的に紹介していきます。
現地の情報を事前にリサーチ
旅行先が決まったら「〇〇(国名) 服装」で検索をしてみましょう。
「南国だから薄着だけ持っていったら、朝晩の寒暖差が大きくて上着も必要だった!」なんてことも防げます。
気温、天候はもちろんですが、宗教的にNGな服装や持っていくと役立つアイテムも確認できますよ。
デザインはシンプルがベター
柄や色が落ち着いたものを選ぶと、少ない枚数でも着回しが出来て便利です。
合わせやすいデザインの服なら現地で見つけた素敵なお洋服も、手持ちの服とコーディネートしてすぐに楽しめます。
「どっちの服を持っていこう?」と迷ったら、シンプルなデザインを選びましょう!
シワになりにくい素材をチョイス
旅先の服は、デザインだけでなく素材も大切な要素の1つです。
「スーツケースから出したらシワシワで着られない!」とならないためにも、シワになりにくい素材を選ぶのがポイント。
シワになりにくい素材にはポリエステル、ナイロン、ウールなどがありますが、普段収納していてアイロン不要な服を選べばOKです。
スーツケースに入れる服だけでなく、出発日に着ていく服にも気をつけてくださいね。
アクセントは小物で楽しもう
せっかくの旅行なので「シンプルな服だけでは物足りない!」と感じる人もいるのではないでしょうか。
そんな時は、ファッション小物でアクセントをつけるのがおすすめ。
ピアスやネックレスを大ぶりでデザイン性のある物にしたり、帽子やスカーフ、ヘアバンドを色物や柄物にするだけで、グッと個性が出ます。
どれも軽くてかさばらないので、複数持っていくとシンプルな服でもおしゃれを楽しめます。
ただし、ハイブランドや高価な物はスリに狙われやすくなったり、無くした時のショックが大きいので注意が必要です。
3COINSやH&Mなら、可愛くてデザイン性の高いファッション小物がプチプラで買えるのでおすすめです♪
鞄はチャック付きの物を
鞄を選ぶ時は、必ずチャック付きの物を選びましょう。治安がいいと言われている国でも防犯対策は必須です。
口が開いているタイプの鞄や、高級ブランドと一目で分かるバッグは持っていかないのがベター。
また、ちょっとした外出にも使えるショルダーバッグやエコバックがあると旅先で役立ちます。その際も、口がしっかり閉まるものを選んでくださいね。
靴はローヒール&かかとあり
海外旅行では観光や移動で歩く機会が多くなるので、歩きやすい靴選びは必須です。
おしゃれなハイヒールやお気に入りの靴を選びたくなりますが、疲れにくいものを選ぶようにしましょう。
スニーカーやローヒールの靴(高さが5㎝以内)、サンダルはかかとが固定できるものを選ぶと疲れにくいです。
私はセカンドシューズに、軽くて薄いバレーシューズを持っていくようにしています。ビジューやラメがついてるものなら、ドレスコードがあるようなお店にも履いて行けるので便利ですよ。
飛行機移動はラフな服で快適に
飛行機での移動時間が長い場合は、過ごしやすい素材やデザインの服を選ぶと機内でも快適に過ごせます。
個人的におすすめできないのが、フード付きの服とワイドパンツやガウチョパンツのような裾が広がるタイプのズボンです。
フード付きの服は、椅子の背もたれに寄りかかって座る際に邪魔になります。
ワイドパンツは、お手洗いの際に床について汚れやすいです。飛行機のトイレは男女共有で外国の方も使うので汚れていることも多く、注意が必要です。
また、機内は足元が冷えるので靴下は必須です。冷え性の人は、プラスでレッグウォーマーも持っていきましょう。
海外旅行に必要な服は何着?
滞在日数分の洋服を持っていく方も多いと思いますが、行きのスーツケースがパンパンだとお土産が入らない…なんてこともあるので荷物はできるだけ減らしたいですよね。
洗濯や着回しをうまく活用すれば、大幅に荷物の量を減らすことができます!
この章では、海外旅行に必要な洋服の枚数を紹介します。
1週間でも3~4日分でOK!
薄手の服や下着、肌着などは、現地で洗濯することで枚数を減らせます。
ホテルにあるコインランドリーを使うのもいいですが、使い方に不安がある方は浴室の洗面台での手洗いでも十分に綺麗になります。
エアコンの近くに干せば一晩で乾き、部屋の加湿にもなるので一石二鳥です。
その際は日本から、手洗い用のジップロックと小分けの洗濯洗剤を持っていくのを忘れないでくださいね。
夏服の場合は乾きやすい素材やデザインの服を選ぶようにし、冬服の場合は肌着だけを洗濯して、乾きにくい厚手のトップスやボトムスは洗わずに着まわしましょう。
パジャマも持参しよう
海外のホテルではルームウェアがなかったり、あってもバスローブタイプがほとんどです。
エアコンで冷えることも多いので、パジャマは1セット持っていくのがおすすめ。
時差ボケや慣れない場所では睡眠不足になりやすいので、着慣れたパジャマがあると安心ですよ。
【アジアンリゾート】夏服のおすすめコーデ
夏のアジアンリゾートでのおすすめコーディネートを紹介します。
南国のアジアンリゾートでは暑さと紫外線対策を意識した、ゆったりしたスタイルがおすすめです。
トップスは洗濯することを考慮して、白や黒の合わせやすい色をチョイスすると、着回しができて便利です。
ゆったりめのTシャツなら、水着の上からでもサラッと着られます。
ボトムスはアクティブに動く日用のパンツと、ショッピングなどをゆっくり楽しむ日用のスカートを用意。スカートはロングスカートを選ぶことで、紫外線対策にもなります。
足元は、かかとストラップ付きのフラットサンダルを選ぶと安定するので疲れにくく、軽い運動もできます。
カーディガンや薄手のストールなどの羽織は、南国でも必ず持っていってほしいアイテムのひとつです。
レストランやホテルの冷房は日本人には寒すぎることも多いので、小さく畳んで鞄に常備しておきましょう。
アジアンリゾートではカラフルな服を着ている人も多いので、色物や柄物のリゾートワンピースを1枚持って行くのもおすすめです。ワンピースならドレスコードがあるお店やレストランにも使えます。
アジアにはお寺やモスクなどの神聖な場所も多くあります。肌の露出がNGの場所も多いため、観光に行く予定がある場合は服装に注意しましょう!
《1週間に必要な夏服の目安》
- トップス 3~4枚
- ボトムス 2~3枚
- カーディガンやストール 1枚
- 水着 1セット
- 下着や肌着 3~4セット
※※洗濯して着まわす場合
【ヨーロッパ】冬服のおすすめコーデ
冬のヨーロッパでのおすすめコーディネートを紹介します。
冬のヨーロッパは地域によってはとても冷えるので、しっかりした防寒対策が必要です。
ヨーロッパの人はシンプルでスタイリッシュな服装が多いので、派手な服は街中で浮いてしまうことも。そのため、落ち着いたコーディネートがおすすめです。
かさばる冬服はスーツケースの場所を取るので、枚数をおさえて着回し重視で選ぶのがポイント。
寒い国では汗をかきにくいので、トップスやボトムスは洗わずに着回し、肌着だけを毎日交換すれば衣類の枚数を減らせます。アウターを着れば下に着ている服は見えないので、連日同じコーディネートでも正直分かりません(笑)
ニットや裏起毛などの暖かい素材の服を選んだり、スカートを履くときは120デニール以上の厚手のタイツを合わせるなどすると防寒対策になります。ただし、着こみすぎると着ぶくれしたり、暖房がきいた室内では暑すぎることもあるので注意してください。
寒い国でぜひ持っていってほしいのが、薄手のダウンベストです。アウターの下に着ても着ぶくれせず、簡単に脱ぎ着できて小さく畳めるので、温度調節がとてもしやすいです。
アウターはコートよりも防寒性の高いダウンがおすすめ。フード付きならちょっとした雨や雪の際にもさっとかぶれて便利です。撥水加工がされてるものだとなお良しです。
足元は、雪が降る地域では滑りにくくて暖かいスノーブーツがベストです。
雪が積もらない地域に行く場合や、スノーブーツを持ってない場合は、撥水加工がされている靴を選ぶと「急な雨で靴が濡れてなかなか乾かない」なんて事も防げますよ。
その他にも、マフラーや手袋、イヤーマフなど冬の防寒アイテムを持っていくと役立ちます。
《1週間に必要な冬服の目安》
- トップス 3~4枚
- ボトムス 2~3枚
- アウター 2枚(ダウンベスト含む)
- マフラー 1枚
- 下着や肌着 3~4セット
※※洗濯して着まわす場合
【トラブル回避】海外でやってはいけない服装4選
日本では当たり前でも、海外では避けたい服装がいくつもあります。
楽しい旅行にするためにもしっかりチェックして、トラブルを事前に回避しましょう。
露出の多い服
女性の場合、ミニスカートやキャミソールなどの露出の多い服は、娼婦に間違えられたり性犯罪に巻き込まれやすくなる可能性があります。
特に女性だけのグループの場合、ナンパの対象にもなりやすいので過度な露出は避けるのが無難です。
また、国によっては肌の露出自体が宗教的にタブーの場合もあるので注意しましょう。
外国語がプリントされている服
英字がプリントされている服は、海外に着ていく時には注意が必要です。
日本でも外国人観光客が変な日本語の服を着ているのを見かけますが、自分もそれと同じ状況になってしまうかもしれません。
笑われるだけならいいですが、相手を不快にさせる言葉や卑猥な言葉が書いてあった場合、トラブルに巻き込まれてしまうこともあるので気を付けましょう。
毛皮
日本とは異なり、海外では動物愛護活動が盛んな国が多くあるので、毛皮やファーを使ったアイテムを持っていくのは避けましょう。
特にイギリス、ドイツ、フランス、スイスなどがあるヨーロッパでは動物愛護の意識が高く、軽蔑の目で見られます。
さらに海外の人は自分の意見をしっかり主張する人が多く、直接抗議を受けることもあります。
せっかくの旅行で嫌な思いをしてはもったいないので、毛皮やファーアイテムを持っていくのはやめましょう。
ハイブランドだらけのファッション
全身、ハイブランドのロゴが入った服装はスリや窃盗のターゲットにされやすくなります。
5つ星ホテルや高級ヴィラのような場所と違い、一般的なお店や観光地では「お金持ってます」と主張して見えるため、防犯上おすすめできません。
ハイブランドのファッションを楽しむ場合は、ブランドロゴが控えめなデザインの物を選ぶか、持っていかないようにしましょう。
現地のファッションを楽しむのもあり♪
荷物を減らすと「旅行先で必要になったらどうしよう…」と不安になる方もいると思います。
しかし洋服やファッションアイテムは、秘境でも行かない限りどの国でも購入できるので安心してください。ZARAやH&Mのような安く買えるファストファッションのお店も、世界中に多くあります。
また、その国ならではのデザインや刺繍、素材を使った服を買って楽しむのも旅のいい思い出になりますよ。
まとめ|海外旅行は限られた荷物で賢くファッションを楽しもう!
持っていける荷物に限りがある海外旅行ですが、ちょっとした工夫をするだけで少ない荷物でもおしゃれを楽しむことができます。
- 肌着や薄手の服は洗濯して着まわす
- 合わせやすいシンプルな服を選ぶ
- ファッション小物やアクセサリーでおしゃれを楽しむ
- 現地で買ったファッションを楽しむ
- 1週間の旅行でも3~4日分の衣類でOK
治安も良くファッションに対しても自由な日本ですが、海外では日本の常識と異なる国もたくさんあります。その国の文化や宗教を考慮することも忘れないでくださいね。
ポイントをおさえて、荷造りから旅行を楽しみましょう!