この記事はこんな人におすすめ
- 海外で活躍する防犯グッズが欲しい
- 海外での防犯対策が知りたい
海外では常にまとわりつく犯罪。しかし、その多くはしっかりと準備をすることで防げるものです。
この記事ではこれまで56カ国を旅してきた筆者が、マジでやらかした失敗談と、これから海外に行く人は絶対に知っておくべき防犯知識をまとめました。
この記事を読むことで、被害に遭う確率を最小限に抑えることができるはずです!
この記事の監修者

開かずの!?金庫テラス

海外旅行におすすめの防犯グッズ12選(男性&女性用)
初めての海外旅行で絶対に持っていきたい防犯グッズを紹介します。
今回紹介するのは以下の12品です。
参考価格
1,999円
おすすめ度
★★★
トラベルウォレッド パスポートケース スキミング防止 パスポートカバー パスポート カードケース 多機能収納ポケット付き 国内海外旅行用品 パスポートバッグ ポーチ 海外出張 海外旅行 (ピンク)
参考価格
899円
おすすめ度
★★★
参考価格
2,680円
おすすめ度
★★☆
参考価格
1,430円
おすすめ度
★★☆
参考価格
3,480円
おすすめ度
★★☆
では早速みていきましょう。
>海外旅行用リュック22選!防犯におすすめの鍵付きリュックも紹介
防犯グッズ①:セキュリティワイヤー
リュックを動かせないように固定したり、貴重品をカバンから出せないなどの使い方ができます。
レストラン、ホテル、ちょっと大事なものから目をはなす時は意外と多いのです。
私はこのセキュリティワイヤーに何度救われたことか...。

防犯グッズ②:南京錠
セキュリティワイヤーと同様に使えます。
海外ではホテルのドアの施錠が弱いことがありますので、ドアのロックの補強としても活用できます。
また、移動中にバックのチャックを南京錠で止めておくだけで、防犯対策がUP!
防犯グッズ③:スキミング防止グッズ
クレジットカードをスキミング(情報を抜き取られる)可能性があります。
情報を抜き取られると、クレジットカードを不正利用され、異常な請求をされる可能性があります。
カードスキミング防止グッズはその一連の犯罪を未然に防げます。
防犯グッズ④:リュックカバー
リュックカバーは、海外にかなり重宝していたアイテム。
主に2つの使い方ができ、「防犯対策+雨対策」として使えます。
防犯対策としては、チャックを覆うことができるので安心して背負うことができます。
雨対策としては、防水加工がされているので急な雨でもリュックの中身を雨から守れる。
リュックカバーは、「防犯対策+雨対策」の2つの使い方ができる便利アイテムです。
防犯グッズ⑤:トラベルウォレット
服の下やズボンの下に貴重品を隠すことができる財布です。コンパクトな作りになっているので、持ち運びにも便利です。
海外ではできるだけ貴重品は分離させることを意識しましょう。
防犯グッズ⑥:防犯スプレー
犯罪者だけででなく、危険な動物にも使える催眠スプレー!
自然の中を楽しむ観光する方は、持っておけば安心。
ただし、これを持っているからと無闇に夜外出するのはやめておきましょうね。

防犯グッズ⑦:ピタ鈴
リュックは何かと閉め忘れてしまうことありますよね。
しかし、海外でそれをしてしまうと、盗難・窃盗、最悪強盗の被害に遭う可能性もあります。
ピタ鈴はバックが空いていると鈴の音がなり、閉めると鈴の音はなりません。
バックの閉め忘れが多いと自覚のある人にはとてもおすすめのアイテムです。

防犯グッズ⑧:ドアストッパー
海外の安宿はドアに鍵がなかったり、壊れそうな鍵付きの部屋があります。
正直、私も最初の頃は誰かが入ってきそうで寝ることすらままならなかったです。笑
この商品さえあれば、ある程度の安宿まではドアをロックしてくれるので安心して寝ることができます。
ただし、少し荷物が多くなるかもしれませんね。。

海外旅行先以外でも自宅の防犯に十分な効果が期待できます。
防犯グッズ⑨:防犯ショルダーバック
気づいたらショルダーバックが開きっぱなしなんて経験ないですか?
海外だと電車などの人混みは特に、そんな「うっかり」が命取りになります。
このショルダーバックの強みは、安全パスワードロックがついていること!
パスワードを知っている人以外は開けれません。しかもロックがついていることで開けっぱなしには基本ならないのも個人的には推しポイント。
他にも防水機能がついていたり、USBポートがついていたり、多方面で活躍してくれます!
>>海外旅行用リュック22選!防犯におすすめの鍵付きリュックも紹介
防犯グッズ⑩:防犯バック(リュック)
このリュックは防犯・耐刃・防水性の多機能なリュックサックです。
小旅行のために購入するには少し値が張りますが、これ以上安心のないリュックなのは間違いなし!
リュックをそのまま背負っていてもチャックが後ろについていないので盗られることはありません。
防犯グッズ⑪:首掛けパスポートケース
パスポートケースを無くしたら一貫の終わり。ではないけれど、大使館に行ったり面倒なことになります。
このパスポートケースは首掛けなので、取り外しも簡単なうえ大事なパスポートを身につけておけます。
さらに小銭やカードも収納できて、超便利。コンパクト+安全性を金揃えた優れものです。
防犯グッズ⑫:防犯ブザー
防犯ブザーは「いざ」という時に活躍してくれるもの。ほとんど「いざ」はこないけれど、安心のために持っておくと心の余裕にもなります。
ただし、使用には注意が必要です。防犯ブザーは大きな音量で犯人を威嚇するあまり犯人を逆上させてしまうケースもあります。
心の余裕+この防犯ブザーはライトが使えるので、サブ的な活用方法が個人的にはおすすめです。
海外旅行で使える9つの防犯対策
まず前提として海外では犯罪のリスクが日本にいる時よりも高まります。
もしも犯罪に巻き込まれることがあっても、絶対に犯人は追わないでください!
犯罪者を追ってしまったがために、殺されてしまったケースもあるんです...。
1番はあなたの命が大事です。お金なんて死んだら意味がありません。全部あげちゃいましょう。
以下では犯罪が起こる前の対策について紹介します。
犯罪の被害に遭う可能性は対策を知っているか、知らないかで大きく変わります。
1、リュックは前にもつ
誰でも簡単にできる防犯対策は、リュックやカバンを前に持つこと。
貴重品が目に見える位置で持っておけば、スリも手が出しにくい。
リュックを背負うと後ろからチャックを開けられて貴重品をとられる可能性があります。
人混みや電車、公共交通機関を利用する際は必ずリュックは前に持つようにしましょう。
リュックやカバンを前に持つだけで簡単な防犯対策ができます。
2、お店で貴重品は見えるところに置く
気をつけたいのがレストランなどで、食事や会話に夢中になっている時に狙われやすいです。
気づかないうちに貴重品を盗まれる可能性があります。
必ず、貴重品はポッケに隠しておくか、目の届く位置に置いておきます。
レストランで食事する時はもちろん、貴重品は片時も目を離さないように心がけましょう。
3、物乞いには極力お金をあげない
物乞いをする人に“お金”をわたすことは、実は危険です。
物乞いに一度お金をあげると、それを見かけたたくさんの物乞いから「こいつはイケる!」と思われてしまいます。
また、物乞いは闇ルートに繋がっている場合も少なくなく、問題を起こしてしまうと大変なことになります。
できる限り、“お金”は渡さないようにしましょう。
私はお金ではなく、ご飯を買ってあげたり、お菓子を買ってあげたりしたことはあります。
4、海外旅行の保険に加入する
短期の海外旅行の場合はクレカの保険で十分。海外旅行でオススメのクレカ保険はエポスカード。
エポスカードは会費はずっと無料です。
海外で万が一体調不良になった場合に治療費など、最高270万円まで補償を受けれます!
さらに、旅行の携行品を壊したり、盗難にあった場合最高20万円(自己負担は3000円)まで補償を受けられます。
超お得で私も愛用しているカードなので、まだ未取得の人で渡航予定のある人は行く前にカードを申請しておくことをおすすめします!
2023年10月1日より、エポスカードの海外旅行傷害保険が自動付帯から利用付帯に変更になりました。詳しくは「【重要】エポスカード会員さま向け海外旅行傷害保険のサービス改定のお知らせ」をご確認ください。

エポスカード面倒くさい保険の手続きから解放される
5、財布は分けて管理する
日本人はお金を持っていると思っている外国人はいまだに多いです。
そのため、目をつけられないことが大事です。
財布はズボンの中にしまったり、分離してお金を持つようにするなど工夫が必要です。
6、治安の悪いエリアには泊まらない
安い宿泊先を探している人は特に注意してほしいです。
いくら安くても、犯罪に巻き込まれては意味がないですよね。
外務省のたびレジで確認できるので、その地が安全かどうか確認してからホテルは予約するようにしましょう。
たびレジを登録すると渡航先の危険情報が分かるので参考にしてみてください。
7、夜は出かけない
夜は視野が悪くなり、人の目も少なることから犯罪が起きやすい時間になります。
特に女性の夜の行動は危険なので絶対に出歩かないようにしましょう。
夜にナイトマーケットや海外ならではの楽しみもあるのも事実です。
なので、極力でない。出る場合は誰かと一緒に行くなど犯罪に遭う確率をできるかぎり下げることが重要です。
8、ホテルではロックを忘れない
特に安宿はホテルの出入り口はゆるゆるです。
短時間部屋をあける場合でも、部屋にいる時でも必ず部屋はロックするようにしましょう。
セキュリティワイヤーなどはかなり使えるので、渡航前には準備しておくといいでしょう。
9、犯罪率が高いエリアや危険な地域を事前に調査する
海外旅行、特に1人旅をする際は、犯罪率が多い国や地域を確認しましょう。
「旅BROの海外安全情報〜by外務省〜」で各国の最新の安全情報を随時更新しています。渡航前はチェックしてください。
【渡航前にチェック】犯罪の少ない安全な国一覧!
ここでは、犯罪被害の少ない国を統計的なデータと経験からTOP10を紹介していきます。
今回利用するのはNUMBEという世界のさまざまなデータを収集しているサイトです。
そのデータを参考にし、これまで56カ国を旅してきた私が安全だと言える国を紹介します。
では、さっそく見ていきましょう!
安全な国TOP10
- 1位:スウェーデン
- 2位:台湾
- 3位:アイスランド
- 4位:シンガポール
- 5位:アラブ首長国連邦
- 6位:フィンランド
- 7位:デンマーク
- 8位:オマーン
- 9位:ノルウェー
- 10位:オランダ
やはり、ヨーロッパは海外初心者には治安的に行きやすい国が多いです。
反対にアジアは比較的低コストで旅行に行けるので、初めての海外旅行なら「台湾」や「シンガポール」が治安もよくおすすめです。
慣れてきたら、南アジアやアフリカに行ったり、お金に余裕ができたらヨーロッパに行ってみるのもいいですね。
56カ国行ったバックパッカーの防犯失敗談5選
ここでは実際に、海外でやらかした失敗談を5つ紹介します。
私のようにならないように、犯罪の対策をしっかりして海外に渡航するようにしましょう!
【被害総額40万円!】全部取られた inプーケット
タイの観光地プーケットでの夏休みを満喫していました。
海はそれなりに綺麗で、フルーツジュースは生まれて初めて感動を覚えるくらいの美味しさ。
3日ほどの短期間だからこそ、楽しまないといけないと思い、バイクをレンタルして島中を走り回っていました。
バンコクに戻る前日、私と友人はビーチでビールを飲みながら最後の晩餐をすることに。
すると、外国人があらわれ、「相撲をしないか?」と誘われた。
私は友人に鞄を預けて、その外国人と相撲をすることに。
一戦を終えた後、友人のもとに帰り、「鞄を貸して」というと....。
「あれ?」「ないぃぃぃっ!!??」
友人は鞄を隣において私たちの相撲を観戦していたそうですが、その間に持って行かれたようです。
鞄のなかには、時計、財布、パスポート、など全ての貴重品を詰め込んでいました。
総額40万円程度。
1ヶ月後に留学を控えていた私は、その後本当に苦労しました。
大事なことは貴重品は分離して持つこと。これを学びました。
露天商は基本ぼったくり inアジア
海外での楽しみは露天商(道端のマーケット)で買い物をすること。
しかし、露天商は詐欺やぼったくりが多いのが事実。
高すぎる値段で請求されたり、「持ってみて!」と言われ商品を持つとお金を請求されたり、
お釣りのお金を誤魔化されたり、、、これ全部私がやられた話です。
ただし露天商は危険な訳ではありません。「いくらまででこれを購入する」と決めてから、できるだけお釣りがないお金を渡すことを意識すれば問題ありません。
家に侵入されナイフで刺された!in南スーダン
これは人生で最も驚いた出来事。
ボランティアから帰宅すると、家のドアが開いていました。
「ん?閉めてなかったっけ?」と思って家に入ると、なんと知らないおばさんが暴れているではありませんか!?
どうやら、子供に使うお金がないようで、お金をくれとナイフで迫ってくる。
焦った私は、財布に入っている全財産(約3万円)を全部渡しました。
それで大人しく帰るのかと思いきや、まさかのナイフを私の肩に刺して、家から飛び出していきました。
注意を払っても、犯罪に巻き込まれるのが海外です。
ここで皆さんに知っておいて欲しいことはとにかく、危険があったら逃げること!
防犯意識が低すぎて警察に怒られる in オーストラリア
日本に帰国する前の空港で、私は荷物を置いてトイレに行っていました。
その帰りにとてもおしゃれなお店を見つけたので、試着したり、お土産を買ったり約20分間荷物を置きっぱなし状態にしていました。
買い物から帰り荷物のところに戻ると警察の人が私の鞄の近くでウロウロしていました。
荷物の横にシレッと座ると、「これはあなたのバック?」と話しかけてきました。
私は「はい」と答えました。すると、
「なんでバックを放置するの?あなたの国ではそれが当たり前なの?」と、10分間くらい説教を受けました。
日本では少しの間なら鞄を置いて、トイレに行ったりしていた私は「ここは海外だった!」と反省しました。
それと同時に「そんなに怒る必要ある?」と思ってしまいましたが、万が一のことが起こる前に教えてくれた警察官には感謝です。
日本は世界的に本当に治安のいい国。ですが、海外にいく時はそんな日本での生ぬるい気持ちが被害に遭う可能性を増やします。
30万以上の不正利用 in南アフリカ
📍ケープタウンで起こった詐欺・強盗について
昨日の朝、ケープタウンのlong streetで詐欺・強盗に遭いクレカで30万円以上を不正利用されました。
改めて振り返ってみると僕の落ち度もあったので、注意喚起も含めてコトの経緯を話していきます。
↓ pic.twitter.com/2Cd2CbCpXp— 旅BRO (@tabi_tsudoi) October 2, 2023
朝方、道を歩いていたら、 警備員の男に話しかけられました。
その男は「マラソンがあるからこの先の道路は封鎖されているらしい。
よ」「通りたければ許可証が必要だから機械で取れるよ」とよく店にあるカード決済機器を渡されました。
許可証は10ランド(80円ほど)でクレカ払い限定。お金を支払おうとクレカを取り出すと、半ば強制的にクレカを取られ、男がカードを機械に挿入しました。
「暗証番号を入力して」と言ってきましたが、男が近くにいるので「離れてくれ」と少し距離をとってもらいました。(ここはすんなり距離を取ってくれました)
しかし、暗証番号を打ってもなぜか機械がエラーで動かない。
すると男が「機械が壊れてカードが取り出せない。直すために人を呼んでくる。」と言い、その場から離れようとしました。
この時、私は初めて男がカードが挿入したフリをして盗んだ事に気づきました。「やばい!」と思い「カードを返せ!」と言ったが、その男は「カードが機械の中にある」と言い張っていました。本気でやばいと思いかなり強い口調で声も大きめに「返せ!!」と言ったとき、
なんと男は走って逃げようとしました。
とっさに足を引っ掛けて男を転ばすことに成功。
転んだ男は起き上がるとこちらを睨み近寄ってこようとした。
「一人ならなんとか」と一瞬考えるも、よく見たら男の先に仲間らしき男がいるではありませんか。
日本人強盗殺害事件が先日あったことを思い出した私は、全力でその場から逃げました。
結局、クレカは停止したものの約30万円以上、不正利用をされてしまいました。
暗証番号を知られてしまったのは、恐らくスキミング。
私の落ち度としては、
- セキュリティの格好をした男を信用してしまったこと
- 機械が見るからに怪しいのにクレカを取り出してしまったこと
南アフリカでは同じようなケースが多いようなので、渡航される人は気をつけてください。
海外旅行の防犯に関するよくある質問
この章では海外での防犯に関するよくある質問を紹介します。
女性におすすめの防犯グッズは?
女性向けの海外旅行で使える防犯グッズには以下のものがあります。
防犯ブザー
小型で持ち運びしやすく、危険を感じた際に大きな音を鳴らして周囲の注意を引きます。
防犯スプレー
体に向けて噴霧し、攻撃者を一時的に制止することができる商品です。
GPSトラッカー
スマートフォンと連動して位置情報を送信し、友人や家族に自分の位置を共有できる便利なデバイスです。
これらのアイテムは、女性の安全を確保するためのツールとして、個々のニーズや旅行先の状況に合わせて選ぶことが重要です。
海外旅行で使える盗難を防止できる防犯レディースバッグは?
海外旅行で女性に人気の防犯バックは「「INDIGO TIGER」ショルダーバッグ」です。
軽量な上に、スキミングも防止できます。
関連記事:海外旅行おすすめショルダーバッグ26選
海外で防犯ブザーって効果あるの?
防犯ブザーは「音で相手をビビらせる」効果があります。
それと同時に、犯罪者をイラつかせることあります。
防犯ブザーの音が聞こえる人が周りにいる状況で利用するようにしましょう。
まとめ:海外旅行は防犯グッズと防犯対策でコンプリート
この記事では、海外旅行で使える防犯グッズと犯罪に遭わないために大事なことを解説しました。
日本に限らず、誰もが犯罪に遭う可能性があります。しかし、防犯知識や渡航先の安全情報、防犯グッズで被害に遭う確率を格段に減らすことができます。
海外旅行を最高の思い出にするためにも、渡航の前からしっかり準備しておくようにしましょう。