世界第2位の国土を誇るカナダは、治安も良く観光地として人気の国です。
日本のように四季があり、一年を通して美しく雄大なカナダの自然を楽しめます。
しかし、日本からは飛行機で9時間以上と、気軽に行ける距離ではないので「せっかく行くなら失敗したくない!」「おすすめの観光地を知りたい!」と、思う方も多いですよね。
この記事では、カナダでワーキングホリデーをしながら、カナダ国内を色々と旅した私が、初めてのカナダ旅行でも100%楽しめる情報をお届けします!
この記事で分かること
- カナダのおすすめモデルコース
- カナダの基本情報
- カナダ旅行に必要な費用
- カナダで押さえておきたい注意点
私が実際に旅行して本当に良かったと思った場所を、モデルコースとして紹介しているのでぜひ最後までご覧くださいね。
公式ブログ「ぽちの家」
カナダのおすすめモデルコース!実体験をまふえて紹介
私が実際に行って良かったカナダの観光スポットを、モデルコースとして紹介します。
どこもとても素敵な場所だったので、ぜひ参考にしてくださいね。
花の都ビクトリアと港町バンクーバーで癒される
美しい花々が咲き乱れるビクトリアは、バンクーバーから日帰りで行ける人気の観光地です。そんなビクトリアと、カナダで人気の都市であるバンクーバーの両方を満喫するコース。
1日目:バンクーバー空港到着
「ウォーターフロント」を街歩き。
石畳のレトロな街並みで蒸気時計が有名なギャスタウンは定番の観光スポット。本格的なコーヒーが飲めるカフェやおしゃれなバー、シーフードの美味しいレストランなどのお店がたくさんあるので、見て回るだけでも 楽しめる。
※ 初日は移動や時差ぼけで体が辛いので、ゆったり過ごすのがおすすめ
2日目:「ビクトリア」へ日帰り観光
「ブッチャート・ガーデン」と「ブリティッシュコロンビア州議事堂」は押さえておきたいスポット。まるで絵本の中に入ったような美しい庭園や建物は必見。
※ビクトリアへの移動手段によっては時間がかかるので、朝から動くのがおすす め
3日目:「グランビルアイランド」観光とダウンタウン探索
グランビルアイランドはグルメやショッピングが楽しめる人口島。野菜や生清食品も売っており、市場のような活気がある。
ダウンタウンはゆっくり見て 回っても、数時間で回れる広さなので午後からでも満喫できる。
※治安は比較的にいいものの、ダウンタウンにはホームレスも多くいるので注意
4日目:帰国のため空港へ
5日目:日本到着
バンフでカナディアンロッキーの大自然を体感
バンフを観光の拠点に、カナダの大自然を全身で感じることのできるコース。
壮大な山々と神秘的で真っ青な湖は、感動ものです!
カナディアンロッキーの観光は安全のためにも、ツアーに申し込むなどガイドをつけるようにしましょう。
1日目:カルガリー空港到着→バンフへ移動
バンフの市内観光。
夏の場合は21時頃まで外は明るいので、観光にも最適。
お土産屋さんや、レストランなどは中心部に集まっているので回りやすい。
余裕があれば「サルファー山ゴンドラ」や「カスケード・ガーデン」など、少し中心街から離れた場所の観光も楽しい。
※翌日からのカナディアンロッキー観光はたくさん歩くので、初日は体力温存がおすすめ
2日目:「レイクルイーズ」「モレーン湖」「ヨーホー国立公園」観光
定番の観光スポット巡り。嘘みたいに綺麗なエメラルドグリーンの湖と、存在感のある山々は、どこで撮影しても写真映え間違いなし。日本の自然とはまったく種類の違う、スケールの大きい大自然を楽しめる。
※たくさん歩くので履きなれたスニーカーやリュックは必須。羽織物も1枚用意を。
3日目:コロンビア大氷原ツアー
こちらも外せない定番スポット。氷河の上を歩く貴重な体験ができる。
その他にも「ハーバートレイク」や「ボウレイク」など、美しい湖をいくつも回れる。
※フォトスポット満載なので予備のバッテリーがあると安心。
4日目:バンフ→カルガリー空港→帰国
5日目:日本到着
世界遺産ナイアガラの滝と大都市トロントを満喫
カナダの観光地で最も有名なナイアガラの滝と、カナダ最大の都市トロントで、自然と都会の両方を満喫するコース。
冬のナイアガラとトロントは氷点下になるほど寒いので、夏に行くのがおすすめ。
1日目:トロント空港到着
「CNタワー」や「ヤングダンダススクエア」でトロントの有名スポットを探索。有名ブランド店から、お土産屋さんまで様々なお店があるのでショッピングにもぴったり。
カナダ最大の都市だけあり、夜遅くまで活気がありにぎわっている。
※移動には地下鉄か路面電車が便利なので、乗り方を事前にリサーチするのがおすすめ
2日目:「ナイアガラの滝」観光
鳥肌が立つほど勇ましいナイアガラの滝は、一度は訪れたい観光スポット。クルーズ船は間近で水しぶきを体感できるので、ずぶ濡れ覚悟でぜひ参加してほしいアトラクション。
近くにある「ナイアガラ・オン・ザ・レイク」では、お土産屋さんや雑貨屋さんがたくさんある。また、近郊にはワイナリーも多く、中でもデザートワインは絶品なのでおすすめ。
※クルーズ船に乗る場合、カッパを着ていても濡れるので着替えがあると安心。
3日目:「セントローレンスマーケット」「トロントアイランド」観光
トロントの台所と呼ばれるセントローレンスマーケットは、様々な食材が並ぶ市場。朝食やランチにピッタリのお店も多い。
トロントアイランドは中心街からわずか15分の距離にある自然豊かな島。カヤックやサイクリングなど、都会にいながら自然のアクティビティを楽しめる。
4日目:帰国のため空港へ
5日目:日本到着
冬のウィスラーでウィンタースポーツを楽しむ
ウィンタースポーツをめいっぱい楽しみたい人にお勧めのコース。
オリンピック会場として知られるウィスラーは、世界中からスキーやスノーボードをやるためにたくさんの人が集まります。
1日目:バンクーバー空港到着→ウィスラーへ移動
※自分の板を日本から持参する場合は、大きさや運輸方法などを航空会社に要確認
2日目~3日目:200以上のスキーコースがあるので、2日間滑り倒すのがおすすめ
※コースがとにかく広く迷いやすいので、初心者だけで行くのはおすすめしない。
また、リフト券は1日2万円近くし、日本より高額。
4日目:ウィスラー→バンクーバー空港→帰国
5日目:日本到着
※追加で何日か日程が取れる場合は、バンクーバー観光をいれるのもあり。
ただし、冬のバンクーバーは雨が多め。
イエローナイフで一生に一度は見たいオーロラを体験
大自然の神秘、オーロラを見に行くコース。イエローナイフはオーロラ遭遇率が高いことでも有名です。しかし、必ずオーロラが見られる保証はないので、長めに日程を確保してバンクーバー観光もいれるのがおすすめ。私はイエローナイフに3泊しましたが見られませんでした…
1日目:バンクーバー空港→乗り継ぎでイエローナイフ空港
2日目~4日目:オーロラが見られる夜まで自由時間。
街の探索や、冬場は犬ぞりなどして過ごす。オーロラ鑑賞以外のアクティビティは少なめ。
※観光地なので物価は高め。夜まで時間を持て余すので、オーロラ鑑賞に備えて睡眠をとっておくのもおすすめ。冬場はとにかく寒いので服装に注意。
5日目:イエローナイフ空港→バンクーバー空港
バンクーバーのダウンタウンで市内観光。
6日目:季節によって「ビクトリア」観光or「グランビルアイランド」観光
※もしオーロラが見れなくても、気持ちを切り替えてバンクーバーを楽しむ!
7日目:帰国のため空港へ
8日目:日本到着
カナダ旅行に必要な日数は何泊?
カナダは観光地がたくさんあるので「何泊あればいいかな?」と疑問に思う方も多いですよね。
ここではカナダ旅行に必要な日数の目安を紹介します。
ひとつの都市を中心に満喫する3泊5日
仕事の休暇がなかなか取れない人や、予算を抑えたい人におすすめなのが3泊5日の日程です。
カナダを満喫するには少し短めなので「バンクーバーとビクトリア」や「ナイアガラの滝とトロント」など、ひとつの都市を中心に観光すると無理なく楽しめます。
ただし、カナダと日本には15時間前後の時差があり、到着直後は時差ぼけがひどい可能性があります。そのため、観光初日は、ゆったり過ごせるプランがおすすめです。
少しでも時差ぼけを軽くするために、飛行機の中でしっかり睡眠を取るといいですよ。
機内で快適に過ごせるグッズをこちらの記事で紹介しています。
関連記事: 「快適グッズ”12選」|長時間フライトが楽になる便利グッズ
余裕があるならおすすめの5泊7日
カナダはとても広く見どころも多いので、余裕があるなら1週間以上あるといいです。
特にカナダ国内で飛行機の移動をする場合には、5泊以上あると身体への負担も少なく楽しめます。
少し頑張って「ナイアガラの滝とトロントとモントリオール」など、3カ所を回ることも可能です。
オーロラが見れるイエローナイフや、赤毛のアンの舞台になったプリンスエドワード島に行きたい場合も、5泊7日あれば観光できますよ。
カナダの基本情報
カナダは国土が広いこともあり、都市ごとにフライト時間や時差が異なります。
まずはカナダの基本情報を紹介します。
カナダへの行き方は?
現在、日本からカナダへの直行便は下記4つの都市へ飛んでいます。
西海岸側と東海岸側で飛行時間も異なり、東海岸側の方が日本より遠くなります。
バンクーバー | 約9時間 |
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カルガリー | 約9時間35分 |
トロント | 約12時間 |
モントリオール | 約12時間 |
直行便のある航空会社はANA、JAL、エアカナダなどが運行しています。
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カナダとの時差は?
カナダの国土はとても広いため、国内でも時差があります。
都市ごとの時差はこちらです。
バンクーバー | -16時間 |
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カルガリー | -15時間 |
トロント | -13時間 |
モントリオール | -13時間 |
カナダの言語は?
カナダの公用語は、英語とフランス語です。
特にモントリオールのあるケベック州では、多くの市民がフランス語を使用しています。
カナダの通貨は?
カナダの通貨は、カナダドルです。
アメリカドルがUSDと表記されるのに対して、カナダドルはCADと表記されます。
カナダの入国に必要な書類は?
半年以内の観光であれば、ビザは必要ありません。
ただし、未成年が単身で入国する場合は条件があるので、詳しくはカナダ政府のホームページを確認してください。
必要な書類
- パスポート(カナダ出国予定日プラス1日以上の有効期限が必要)
- 帰りの航空券
- eTA(必須)
- 海外旅行保険(推奨)
eTA(電子渡航認証)の取得は義務化されているので、Webサイトでの手続きが必要です。
申請費用は、7カナダドルです。
申請には数日かかることもあるので、余裕をもって手続きをしましょう。
カナダ旅行の費用は30万円から!
カナダ旅行に必要なおおよその費用を解説していきます。
3泊5日でカナダに行く場合、航空券、ホテル、食費などを合わせるとだいたい30万円ほど必要になります。
大型連休などハイシーズンの出発や、高級ホテルに滞在する場合などは、それ以上の費用を想定しておきましょう。
カナダ直行便の航空券は往復18万円から
カナダ行きの航空券の目安は、往復で18万円からです。
予約する時期や目的地の都市によっても大きく変わりますが、一般的にバンクーバーより遠いトロントの方が高い傾向があります。
また、イエローナイフへ行きたい場合は直行便がないため、バンクーバーへの乗り継ぎが必要です。そのため、航空券はプラス10万円ほどかかります。
カナダ旅行のホテル代は1万円から
カナダのホテルの相場は、リーズナブルなホテルで1泊1万円からです。
スタンダードなホテルで2万円前後から、高級ホテルで3万円前後からです。
バンクーバーと比べると、トロントやイエローナイフの相場はこれよりも高くなります。
カナダ旅行の食費は1万円を目安に
カナダで必要な1日の食費は、だいたい1万円前後です。
レストランで食事をした場合、朝食に2,000円前後、昼食に3,000円前後、晩ご飯に5,000円前後がおおまかな目安です。
日本のように「安くて美味しい!」というお店は少なく、日本と比べると外食は高く感じるでしょう。ファストフードでも、1,500円前後かかります。
また、カナダにはチップの文化があるため、レストランで食事をした際は食事代の15~20%程度のチップを払う必要があります。
食費は高めですが、おしゃれで本格的なカフェやバーが多いので、街歩きをしながら色々と巡るのも楽しいですよ。
カナダ旅行で押さえておきたい注意点
カナダ旅行で必ず押さえておきたい注意点を紹介します。
カナダと日本では違う点がいくつもあるので、現地でトラブルにならないようしっかりチェックしてくださいね。
カナダのトイレ事情
カナダのトイレは、防犯上の理由で鍵がかかっており、自由に使えない所も多いので注意が必要です。
カフェやレストランなどでは、レシートにロックナンバーが記載してあったり、店員に解除してもらう必要があります。
また街中のトイレも少なく、特に鉄道を使う場合は主要駅にしかトイレがない場合もあります。
レストラン・ホテルではチップを忘れずに
カナダにはチップの文化があります。
日本人には馴染みのない文化なので忘れがちですが、カナダの従業員にとっては大切な収入源になるので気を付けましょう。
レストランやホテル、マッサージなどサービスを受けた場合は、料金に対して15~20%程のチップの支払いが必要です。
カフェやフードコートでは不要ですが、高級レストランなどでは20%が相場です。
クレジットカード利用時は、機械にパーセンテージか金額が入れられるようになっています。
お酒のルールに気を付けよう
日本ではコンビニや自動販売機で気軽にお酒の購入ができますが、カナダではリカーショップや大型のスーパーでしかお酒は購入できません。
また、店舗でのお酒の購入やレストランでの飲酒の際には年齢確認が厳しくあります。
日本人は若く見られるので、年齢確認ができるパスポートなどは持ち歩くようにしましょう。
長時間の移動には酔い止めを持っていこう
車酔いしやすい人は酔い止めがあると安心です。
カナダは国土が広く、観光地への移動が長時間になることもしばしばあります。
バスに数時間乗って移動するツアーもたくさんあるので、酔いやすい人は気を付けましょう。
せっかくのカナダ旅行が、車酔いで楽しめないともったいないので不安な方は酔い止めの服用をおすすめします。
合法のマリファナに注意
日本では違法のマリファナも、カナダでは合法です。
トラブルに巻き込まれないためにも、マリファナを吸ったり買ったりするのは避けるようにしましょう。
最後に
カナダ旅行に行く際に知っておきたい情報から注意点、おすすめのモデルコースまで紹介しました。
カナダには魅力的な観光スポットがたくさんあるだけでなく、カナダ人はフレンドリーで親切な国民性なので、何度でも行きたいと思えるような素敵な国です。
ぜひこの記事を参考に、初めてのカナダ旅行を満喫してくださいね。