「海外留学」って実際にどうなの?
英語力が上達しないまま帰ってくる人もいる?
日本人に囲まれて過ごして終わる人もいる?
ストレスで引きこもりになる人もいる?
「海外留学」って華やかで外国人の友達も沢山出来て、英語も上達して最高!というイメージがある反面、様々な失敗談も耳にしますよね。
はっきり言うと「海外留学」を充実させるかどうかは自分次第です。
本記事では、バンクーバー留学2年目の私が、紆余曲折を経て、辛いことも楽しいことも含めて充実した海外留学ができていると自信を持っていえるようになった「海外留学を失敗に終わらせないコツ」をご紹介します!
この記事を読めばあなたの「海外留学」を成功に導くことができるでしょう。
フローラルデザイナー
紋のIkigai道
留学に失敗した筆者が引きこもり時期から這い上がるためにとった3つの行動
バンクーバーに来た当初は全てが新鮮で、自分の暮らしを整えるためにやることも多くてただ必死でした。
でもある程度慣れてきてしばらく経った頃に雨の多いバンクーバーならではの気候もあり、精神的に辛い時期が始まりました。
心身共に疲れ、数週間家に引きこもっていた時期もありました。
そこから這い上がるためにとった3つの行動をご紹介します。
遠くで暮らす家族と近くにいる友人の両方に話す
私の場合は、家族に何度も電話をしました。
強靭な精神力の持ち主である父には本当に支えられました。
自慢の娘だと思ってくれている母は私の自信を取り戻すような優しい言葉をかけてくれました。
ステップマザーはフランス人でありながら20年以上日本で暮らしていて、彼女の好きなことで仕事も成功しています。
海外生活を送る上での的確なアドバイスをいつもくれました。また近所に住む友人にも自分の状況を話しました。
家に引きこもって数日経った頃に偶然彼女から電話がかかってきて、正直出るか迷いましたが「外と繋がったほうがいい」と考えて意を決して電話に出ました。
その後、彼女が手料理を私の家まですぐ持ってきてくれて、心が救われました。離れて住む家族だけではなく近くによき理解者がいると感じることは大切です。
職場や住む場所などの環境を変える
引っ越し、転職なんでもいいです。
自分ではコントロールできない範囲の環境にストレスがあるなら、環境を変えたほうがいいです。
私の場合、元職場の皆さんは素敵でしたが、環境がフィットせずに別の職場に移ることに決めました。
自分の人生を幸せにするのは自分の選択次第だと思い決断しました。でも1年間そこで叩き上げられた精神力は自信に繋がりました。
自分に厳しい人は、職場を変えることを逃げだと感じるかもしれません。でも毎日しっかり働いた上での決断であれば逃げではありません。どの環境に身を置くか、誰と過ごすかはあなた次第です。
毎朝良い言葉を1人で口にする
英語にも疲れ、自分の目標やゴールを見失い、将来への不安を膨らませ、朝起きるたびに気持ちが重かったです。
その時に始めたのは思ってなくてもいいから「今日も最高の1日になる。私は成功する。」と毎日言葉に出しました。
現実で何かが起きてから感情を抱くのではなく、感情が現実に起きることを作るということを学びました。
自分の負の思考をコントロールするには、まず言葉が必要です。
不平不満を言うより心を整えることに時間と意識を使ったほうがはるかに幸せになります。言葉の力は偉大です。
私が日本にいた頃は自分はとてもタフだと思ってたんです。
鬱とか引きこもりとか精神的に弱い人がなるんじゃない?って少し思っていたくらい。
でも今はそんな方々の気持ちも理解できるようになりました。困難や壁を乗り越えるたびに人の感情を理解できる幅が増えて、優しくなれます。
海外留学を失敗させないために心がけるべき4つの事
せっかく海外留学に行くなら充実した日々を送りたいですね。
この章では、海外留学を最大限に充実させるために心がける4つのことについて紹介します。
現地でしか出来ない経験であるか自問自答する
海外留学中は現地にいるからこそ出来ることで溢れています。
私の場合は、まず日本人以外の方々との交流です。
異文化を直で体験すること、現地で生活をしている人々の人生を知ることも大好きです。
旅行客が好むような観光スポットに行くのも最初の頃は良いですが、それよりももっと深く現地の社会を体感できる機会を選択するようにしています。
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留学の目的を明確にしておく
私の場合は「英語」が第一にカナダに来た理由です。
仕事はもちろんボランティアに参加、友人と過ごす時も英語を使わなければいけない環境を選んで日々行動をしています。
日本人のみの環境で過ごすことは日本でも出来ます。
渡航先によりますが、私が滞在するバンクーバーは日本人がとても多いのでその環境を作ることは簡単に出来てしまいます。
小さな恐怖感から逃げずに小さな挑戦を続ける
私は実はとても緊張しやすいです。
でもそれを打ち破って挑戦した後の充実感を知っているので、日々の小さな恐怖感に目を背けず挑むようにしています。
職場で英語を話すたびにいまだに緊張します。
それでも話題を相手に振ってみたり、プライベートな質問をしてみたり、必ず伝えたい気持ちはしっかりと伝えるようにします。
自分の感情に従いワクワクすることを選ぶ
自分がワクワクするかしないかを自問自答してから選択し行動するようにしています。
私の場合は、自分の成長や目標に繋がる空間、笑顔でリラックスして過ごせる人たちとの心地の良い時間、興味がある分野での新しい経験や人に出会える場所です。
【引きこもりの原因】英会話でストレスを溜めないための5つの思考
日本人はコミュニケーションを取るうえで気を使う人が多い傾向にあります。
例えば相手の気持ちや表情、態度、取り上げる話題、話し始めたあとの結果やムード、人に話しかけるタイミングなど多くのことを考えながら会話をするなどが挙げられます。
この特徴はとても素晴らしいことだと思います。しかし海外留学中は少し調節することをお勧めします。
なぜなら気を使いすぎるとストレスが溜まる上に、せっかくの英語を話す現地での機会が減ってしまうからです。
この章では、英語でのコミュニケーションでストレスを溜めないための具体的な5つの調節方法をご紹介します。
相手の発言や態度にコントロールされない
感情を隠すことが美徳とされる大和撫子の文化が背景にある日本に比べて、海外の方々は嬉しいことも不快なことも態度や表情に出す人が比較的多い傾向にあります。
そのため相手の発言や態度に過剰に敏感になっていると疲れてしまうので、幸せな状態を作るのは自分の捉え方、時間の過ごし方次第です。
鈍感力を培って自分の機嫌は自分でとるのがコツです。
言葉の裏側にある相手の感情や態度を想像しすぎない
日本人同士のコミュニケーションの文化として、「言いたいことをオブラートに包んで遠回しに伝える」、「言葉にせずにさりげない態度で表現して、察してね」というものがあります。
この文化で育った上に接客業をやっていた経験がある私は、相手の言葉や態度の真意や裏側を深く読み取ろうとする性質があります。
この性質を調節しないと、海外生活では疲れます。
「伝えるべきことは言葉にする」という文化が基本的にあるので、直接言葉で伝えてくれる人が多いのです。深く考えすぎず自然体でいることがベストです。
相手が求める話題だけではなく、自分が話したい話題も選ぶ
皆が楽しめるような共通の話題選定、自分の生活の中であった面白いことなど、日本語で日本で育ってきた人達に囲まれている環境では容易にできます。
日本人同士でも違いはありますが、同じ国と文化で育ってきたという大きな共通点があるので笑いツボや話題が共有しやすいからです。
しかし言語、人種、文化、育ってきた環境が違う相手に対して、話題の選定にこだわりすぎると話すことがなくなります。
海外に来て英語を話す機会で溢れているのに、考えすぎて話せなくなるのは勿体無いです。
一周回って、何も深く考えずに自分の話したいという感情に任せて話すこともコツです。
その瞬間に感じた気持ち、たまたま目に入った綺麗な物、相手の服が素敵など些細なことで何でも良いです。
自分が出来た小さなことにフォーカスして、自分を褒めてあげる
私はその場に複数のネイティブスピーカーがいると、会話についていけなくなることがいまだに多いです。
でも彼らは非常に話すスピードが早いですし、日本語の環境のみで育ってきた人間にとって難易度が高いのも事実です。
出来ないからと言って自分を責める必要は全くありません。
理解できたパートや聞こえてきたワードに乗っかって質問したり、リアクションするなど、自分が出来る最大限の参加の仕方を積み重ねていくことが必要です。
そして出来たことにフォーカスして、自分を褒めてあげたほうが楽になります。
悔しい気持ちを学習意欲に繋げる
悔しさやもどかしさをストレスに繋げて暗くなる前に、学習意欲に繋げるようにコントロールしています。
ひとつでも多くの単語を覚える、新しく覚えた文法を目の前にいる人に使って話しかけてみるなど自分の成長に繋がる行動を起こす方が理にかなっています。
自分の感情もポジティブになりますし、悔しい気持ちを抱いたことが自分の小さな成長に繋がり機会になります。
まとめ:海外留学を成功に導くか失敗に終わるかは自分次第
いかがでしたでしょうか?
日本から飛び出して「海外留学」に挑戦することは、勇気のいる素晴らしいことです。
しかし「海外留学」に行くことはゴールではなくスタートです。
自分の成長に繋がる実りのある日々にするかどうかは自分次第です。
皆さんの「海外留学」が価値のあるものになるためにこの記事がお役に立てれば幸いです。