初めての海外旅行で注意すべきことは?
いざ初めて海外旅行に行くとなると何の準備が必要なのか、何に気をつけるべきなのかなど不安がいっぱいですよね。
この記事では、これまで24カ国訪れた筆者が、海外旅行の準備手順や注意点、安全に旅行を楽しむためのポイントをお伝えします!
この記事で分かること
- 海外旅行の前の準備ステップ
- 安全に海外旅行を楽しむための準備
- 初めての海外旅行で注意すべきこと
それでは早速みていきましょう。
初めて海外旅行の準備を7つのステップで解説!
申請から取得までに時間がかかるものもあるので、海外旅行に行くことが決まったらすぐに準備に取り掛かりましょう。
パスポートの取得 or 有効期限の確認(2ヶ月前)
パスポートは海外旅行の準備に絶対に欠かせません!
パスポートが無い、有効期限切れでは、そもそも日本を出国することさえできません。
有効期限が切れたパスポートは更新ではなく、新規発給手続きが必要です。
パスポートの取得方法
パスポートを持っていない方はパスポートの申請が必要です。
住民登録している都道府県のパスポート申請窓口で申請します。
申請から受け取りまでは1週間程度かかります。
パスポート申請の流れ
①必要書類を準備する
②申請する
③パスポートを受け取る
パスポート申請に必要なもの
・一般旅券発給申請書 1通
パスポート申請書のダウンロード
・戸籍謄本 1通
・住民票の写し 1通
・写真 1葉(縦45mm×横35mmの縁なし、無背景)
・本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許書)
パスポート受領時に必要なもの
・申請時に渡された受理票
・手数料
パスポート申請の手数料
・10年間有効(18歳以上): 16,000円
・5年間有効(12歳以上): 11,000円
・5年間有効(12歳未満): 6,000円
パスポートの更新方法
すでにパスポートをお持ちの方も、パスポートの有効期限の確認は必須です。
パスポートの残存有効期限や未使用ページ数は国や渡航目的によって異なります。
3〜6ヶ月以上の残存有効期限が一般的ですが、海外旅行先国の情報を確認しましょう。
パスポートの更新は2023年よりオンラインで申請可能になりました。
〈オンライン申請の対象者〉
・パスポートの残存有効期限が1年未満である
・査証欄の余白が見開き3ページ以下である
元のパスポートと有効期間満了日が同じ、新しいパスポートを6,000円の手数料で取得できます。
〈オンライン申請に必要なもの〉
・有効期限の内のパスポート
・申請者のマイナンバーカード
・マイナポータルアプリ対応のスマートフォン
・マイナポータルアプリのダウンロード
〈オンライン申請の流れ〉
①マイナポータルアプリにログインする
②画面の案内に従い、顔写真の撮影・署名の撮影・申請者情報の入力を行う
③申請データを提出する
〈手数料〉
・10年間有効(18歳以上): 16,000円
・5年間有効(12歳以上): 11,000円
・5年間有効(12歳未満): 6,000円
パスポートは受け取り窓口で手数料を支払い受け取ります。
ビザの取得 or ビザが必要かの確認(2ヶ月前)
旅行先国はビザの取得が必要であるか確認し、必要であれば早めに準備に取り掛かりましょう。
入国にビザが必要かどうか最新の情報を確認するには、海外旅行先国の大使館や外務省のウェブサイトをチェックしましょう。
ビザの申請は、渡航先国の大使館や領事館の領事館で行います。国やビザの種類によってビザ申請に必要な書類やビザ発行手数料は異なります。
日本国籍のパスポート保有者は、多くの国でビザ無しでの渡航が認められていますが、一部の国では渡航前もしくは現地空港でのビザ取得が必要です。
例えば日本人に人気の旅行先、インドネシア、カンボジア、インド、エジプト…では短期観光であってもビザの取得が必要なため注意が必要です。
また、アメリカ、カナダ、オーストラリア等では電子渡航認証の申請が必要になります。事前に確認しましょう。
航空券の購入(3ヶ月前)
海外旅行に航空券の取得は欠かせません。
〈航空券を購入する方法〉
・旅行予約サイトで購入する
・旅行代理店で購入する
・各航空会社から購入する
なるべく安く航空券を購入したい方は「旅行予約サイト」で購入するのがおすすめです!
「トラベリスト」の航空券横断検索サービスを利用すれば、条件に一致する航空券が一覧で表示され、最安プランタブから安い航空券を簡単に見つけることができます。
航空券をお得に購入するには「トリップドットコム」もおすすめです。
アプリから簡単に航空券を検索でき、日程による料金の違いも見れるので、安い日程で購入できます。
また、トリップドットコムを利用していると、ステータスが利用回数に応じて自動で上がります。
私は現在ダイヤモンド会員なのですが、ダイヤモンドだと空港のVIPラウンジを年に2回無料で利用でき、その他にも多くの特典もあります。
〈航空券購入時の注意点〉
・乗り継ぎ時間は最低でも2時間以上あるものを購入する
・氏名や個人情報の入力ミスに注意
航空券とホテルを同時に予約する場合は「エアトリ」がおすすめです。
長期休暇前などは、特大キャンペーンを実施しているので、お得な旅行を実現できます。
エアトリ
航空券・飛行機のチケット予約ができるアプリ
★★★★☆(3.9)3332件の評価
賢い旅行者のマストアプリ
\GWと夏休みの旅が早めの予約で最大88%OFFに!/
乗り換え前の便が遅れることも想定して、乗り継ぎ時間に余裕のある航空券を購入しましょう。
航空券のパスポートスペルミス、姓名を逆で予約してしまった場合、飛行機に搭乗できない場合があります。
パスポートに記載されているローマ字で姓名入力し、姓名の順番にも気をつけましょう。
ホテルの予約(1ヶ月前)
海外旅行でホテルを予約する方法と、予約する際のポイントをお伝えします。
ホテル予約サイトの検索機能を使うことで、それぞれ旅のスタイルに合ったホテル・ホステルを簡単に見つけることができます。
〈海外ホテルを予約する方法〉
・ホテル予約サイトを利用する
・ホテルに直接連絡し予約する
ホテルの料金、設備を比較して予約したい方は「予約サイト」からの予約がおすすめです。
〈おすすめのホテル予約サイト〉
・Booking.com (ブッキングドットコム)
・Agoda(アゴダ)
・Expedia(エクスペディア)
〈ホテルを探す際のポイント〉
・ロケーションの確認
・価格の絞り込み
・レビュー評価の確認
・Wi-Fiが使えるか
・朝食の有無
・キャンセルポリシーの確認
・支払い方法
・エアコンが設置されているか
私はなるべく安い宿を予約したいので、他の人と部屋やバスルームをシェアするドミトリー(相部屋)をよく利用します。
女性用のドミトリールームもあり、世界中のバックパッカーとも簡単に仲良くなれます。
安全面やプライバシーが気になる方は、個室を選択しましょう。
宿によって宿泊代金の決済タイミングが異なり、基本的にはホテル予約時に決済をする前払いと、現地決済です。
発展途上国では現地決済が多く、クレジットカードが使えないこともあるので現地通貨の準備が必要になります。
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クレジットカードの検討/海外旅行保険(1か月前)
海外旅行にクレジットカードは必需品です。
最低2枚以上の国際ブランドVISA・マスターカードのクレジットカードを持参しましょう。
現地での支払いだけでなく、キャッシング機能を利用して現地通貨の引き出しもでき大変便利です。
海外旅行におすすめのクレジットカードは、海外旅行傷害保険が利用付帯される「エポスカード」です。
年会費が無料でありながら最大3,000万円の補償が受けられ、海外旅行中のトラブルにも備えられて安心です。
その他、海外旅行保険の加入を検討する際は以下の点を確認しましょう。
<海外旅行保険加入時の確認ポイント>
・支払限度額の確認
・傷害死亡・後遺障害補償額の確認
・携帯品損害補償
・サポート体制の充実度
・救援者費用の補償有無
・第三者への損害を補償する「賠償責任補償」の有無
エポスカード面倒くさい保険の手続きから解放される
SIMロック解除/インターネット接続手段の選択(2週間前)
海外旅行でインターネットに接続する方法を確認しましょう。
おすすめはSIMカード挿入の手間がなく、簡単に接続できるeSIMです。
「airalo」はアプリからデータを購入でき、すぐにネットに繋がります。
〈海外でネットに接続する方法〉
・eSIMを利用する
・モバイルWi-Fiをレンタルする
・プリペイドSIMを利用する
・キャリアの海外ローミングサービスを利用する
・フリーWi-Fiを利用する
eSIM、プリペイドSIMの利用にはSIMフリーのスマートフォンの準備が必要です。
最新のスマートフォンは元からSIMロックが解除されていますが、海外旅行前に自身のスマホのSIMロックが解除されているか確認しましょう。
〈SIMロックが解除されているか確認する方法〉
※iOS14以降を搭載しているiPhoneの場合
- 「設定」アプリを開く
- 設定画面にある「一般」の項目をタップ
- 一般画面にある「情報」をタップ
- 「SIMロック」の項目を確認し、「SIMロックなし」と書いていればSIMロックが解除されています
SIMロックの解除はスマホを購入したキャリア店頭や、Web・アプリ、電話でできます。
自分のキャリアを確認しましょう。
パッキング(1週間前)
海外旅行が近づいてきたら、荷物の準備を始めましょう。
まずは、パッキングを始める前に、利用航空会社の荷物のサイズや重量規定を確認しましょう。
道が舗装されてる海外旅行先であればスーツケースでも大丈夫ですが、道の状況や歩行移動が多い場合はバックパックへのパッキングもおすすめです。
また、現地の電圧やプラグの形を確認し、変圧・変換プラグ/延長コードの準備も忘れずにしましょう。
複数の国に行く予定の方、トランジットがある方は世界中で使えるマルチ変換プラグがおすすめです!
海外旅行で必要な持ち物は「【PDFリスト付き】海外旅旅行の持ち物と注意点」で詳しく解説しているので、気になった人はチェエクしてください。
初めての海外旅行を安全に過ごすための3つの準備!
安全に海外を旅するためには、情報取集が大切です。
外務省の安全情報を確認しよう!
旅行先の危険レベルや犯罪多発地域、犯罪手口、法律や風俗・習慣に関する留意事項を事前にチェックし、旅行計画を立てましょう。
外務省の海外安全ホームページの各国・地域の「安全対策基礎データ」や「安全の手引き」から確認できます。
たびレジに登録して最新の安全情報を受け取ろう!
「たびレジ」とは、外務省からの安全情報を日本語で受診できる配信サービスです。
たびレジに登録することで、
- 出発前から旅先の安全情報を入手可能
- 旅行中も旅先の安全情報をいち早く受けとれる
- 現地で事件・事故に巻き込まれても素早く支援を受けれる
海外に3か月以上滞在する予定の方は、在留届を提出しましょう。
オンライン在留届(ORRネット)から電子届出することができます。
万が一に備えて緊急連絡先を確認しよう
海外旅行先でトラブルに遭った時のために、緊急連絡先を確認しまとめておきましょう。
- 大使館/領事館
- 緊急通報用電話番号
- クレジットカード会社
- 保険会社の窓口
海外旅行中のトラブルや身の危険を感じた時は大使館に連絡・相談できるので、最低でも旅行先の大使館の連絡先は控えておきましょう。
日本でいう「110」や「119」の警察や消防を呼べる緊急通報用電話番号は、国それぞれに電話番号があります。渡航前に確認しておきましょう。
海外旅行中にクレジットカードの盗難被害に遭った際は、すぐにクレジットカードを凍結させる必要があります。
基本的に24時間のカスタマーサポートがあります。
初めての海外旅行で注意すべき3つのこと
初めての海外旅行は、分からないことが多く不安ですよね。
海外旅行時に気を付けるポイントをお伝えします。
飛行機に乗る際の注意
はじめての海外旅行であれば、飛行機の出発時刻の3時間前には空港に到着しましょう!
混雑時期にはチェックインや保安検査にかなり時間がかかるので、余裕を持った行動を心がけましょう。
チェックイン締め切り時間を過ぎると、目的の飛行機に乗れない場合もあります。
空港到着後の流れ
①チェックイン
②荷物を預ける
③保安検査
④出国審査
⑤搭乗ゲートに向かう
⑥飛行機に搭乗する
チェックインカウンターで預ける、受託手荷物にもいくつかの規定があります。
詳細は利用する航空会社のホームページを確認しましょう。
受託手荷物の注意点
・航空会社によって異なるが、一般的な受託手荷物規定はサイズが158㎝、重さが23㎏が一般的。
・LCCを利用する場合は、受託手荷物は追加料金が発生する場合があるため確認必須。
・スマホ用のモバイルバッテリーやカメラのバッテリーの預け入れはNG
・電子タバコ、ライター、マッチの預け入れはNG
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機内持ち込み荷物も航空会社によって異なる規定サイズがあります。
機内持ち込み荷物の注意点
・機内に持ち込める荷物のサイズは、縦+横+奥行が115〜126㎝以内が目安、重量規定は7㎏〜10㎏程度が一般的。
・液体物は100ml以下の容器に入れ、縦横40㎝以内の透明なジップロック袋に入れる。
・ライターや先のとがったナイフ・ハサミなどの危険物の機内持ち込みNG
関連記事:海外旅行に化粧品・化粧水を持っていくときのルールと注意点
海外旅行先の文化や宗教上のマナーに注意
現地の文化・宗教・慣習にあわせたマナーを守ることは、海外旅行中に現地の人々とのコミュニケーションを円滑にするため、また自身の安全を守るためにも非常に重要です。
チップ文化のある国では、サービスの満足度によってチップを渡すのがマナーです。
サービスの質、個人の判断によりますが、請求金額の10〜20%支払いましょう。
イスラム教圏では、土足でモスクに入るのはマナー違反です。また、女性は髪を隠し、過度な露出は控えましょう。
タイヤやインドネシアでは、頭の上は神聖な場所とされているため、頭をなでる行為はマナー違反です。
海外旅行前には、現地のマナーについて十分に調べ、適切なマナーに従い過ごしましょう。
海外旅行先の法律や犯罪
国によっては、日本では全く問題のない行動も、厳しく禁止されている場合があるため、旅行先国の法律や犯罪について調べておくことは重要です。
国家防衛上の問題からインドや台湾などでは、地下鉄の撮影が禁止されています。
モザンビークでは空港、駅、軍関連施設、大統領官邸、市場、湾岸施設、刑務所などの治安上重要な施設やほとんどの公共部の写真撮影が禁止されています。
そのほか、現地での犯罪情報は投稿前に確認しておくことが重要です。旅BROでは外務省の最新安全情報をわかりやすくまとめています。
渡航前には確認して見てください。
「海外旅行の準備と注意点」のまとめ!
海外旅行の前には入念な準備と、現地の情報取集が大切です。
安全に海外旅行を楽しむためにも、現地の治安状況を確認し旅行計画を立てましょう。
はじめての海外旅行は不安なことが多いと思いますが、海外では素晴らしい景色や人々に出会うことができ、大きな経験になります。
この記事を参考に、はじめての海外旅行を楽しんでもらえたら嬉しいです。
あなたの海外旅行が素敵な思い出となりますように!