普段からパソコンを使う人にとって『旅行先にパソコンを持っていくかどうか』は悩ましい問題ですよね。
私もそんな悩みを抱えるひとり。
荷造りの度に「旅先ではパソコンをいじらずリラックスしたい」という気持ちと「パソコンがあれば空いた時間に色々できるのにな」という気持ちで迷ってしまいます。
そこで、旅行中のパソコンの必要性について考えてみました。
この記事では、
パソコンを待っていくか迷ったら押さえたい3つのチェックポイントを紹介します。
チェックポイント
- 旅先にパソコンを持っていくべき人
- 旅行でパソコンを持っていく際の注意点
- 持ち運びに便利なおすすめパソコン&グッズ
>海外でネットをPC使う人は必須!→おすすめの「海外Wi-Fiレンタルショップ」を使って検証
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旅行にパソコンはいらない?3つのチェックポイント
旅先にパソコンを持っていくとなると、一番気になるのが「荷物が増える」点です。
特に海外旅行にはできるだけ身軽に行きたいもの。
「荷物を増やしてでもパソコンを持っていくべき?」と迷ったら、この3つをチェックしましょう。
①パソコンでやりたいことを明確にする
まず、パソコンで何をやりたいかを明確にすることが大切です。
一度、紙やスマホに書き出してみることで「動画鑑賞や情報収集がメインだから、今回はスマホやタブレットがあれば十分」、「ExcelやWordを使いたいからやっぱりパソコンは必須」など、目的がはっきりします。
海外で日本サイトの動画視聴やアプリ利用を考えているなら、VPNを利用しましょう。
②短期間の旅行ならパソコンはいらない
旅行日数も大きな判断基準のひとつです。
1週間以内の短い旅行の場合、急ぎパソコンで仕上げたいものがある場合を除き、パソコンはなくてもいいでしょう。
海外旅行の場合、旅行初日と最終日はほぼ移動です。
移動がない中日は数日しかないため「観光や食事で意外と時間が取れなかった」、「時差ボケでパソコンをいじる余裕がなかった」なんてことも。
初めから「パソコンはいらない!」と割り切って旅行を満喫するのがベターです。
③一緒に旅行する相手にも配慮する
意外と抜けがちなのが、旅行に一緒に行く同伴者への配慮です。
気軽なひとり旅なら問題なしですが家族や恋人と旅行する場合、旅行先でパソコンを使うことで相手に嫌がられる場合もあります。
せっかくの旅行で喧嘩にならないためにも、パソコンを持っていく際は一言断っておくことをおすすめします。
パソコンでしか出来ないことをしたい人は持っていこう
ずばり、旅行にパソコンを持っていくべき人は「旅行中にパソコンでしか出来ないことをやりたい人」です。
逆を言うと、それ以外の人はスマホやタブレットで十分なのでパソコンは不要です。
では、“パソコンでしか出来ないこと”には何があるか説明していきます。
仕事をしたい
旅行期間やタイミングによっては、旅行中に仕事をする必要がある人もいますよね。
パソコン特有のソフトなどを使う場合はもちろん、長文のメールや書類などを作る場合も、キーボードのあるパソコンを使うと効率的で便利です。
また、仕事以外にもブログを執筆したい場合もパソコンが必要でしょう。
文字入力だけならスマホでも可能ですが、とても効率が悪く画像の挿入なども難しいです。
動画や写真の整理・編集がしたい
スマホでも写真や動画の編集アプリはたくさんありますが、画像にこだわりがある人はパソコンが必要です。
特に一眼レフで撮った生データ(RAWデータ)を編集したい場合は、パソコンが必須になります。
動画や画像の編集も、スマホよりパソコンの方が効率的で細かい編集もしやすいです。
情報収集や予約をスムーズに行いたい
簡単な情報収集だけなら、スマホがあれば十分です。
しかし航空券や宿の予約サイト、株価のチェックなどスマホサイトよりパソコンサイトの方が見やすい場合も多々あります。
こういったサイトを頻繁にチェック&利用したい場合や、パソコンで調べた内容を確認しながらスマホを使いたい場合は、パソコンが必要になります。
マルチタスクを使いたい
一度に2つ以上のアプリを起動し、並行して作業することができるのがマルチタスク機能です。
最近はマルチタスク機能付きのスマホもありますが、小さい画面を二分割するので決して使いやすいとは言えません。
パソコンがあれば、マルチタスクの機能を最大限に生かせます。
旅行にパソコンを持っていく際に気を付けたいこと
高価なパソコンに何かあれば、ショックで旅行先でも気持ちが沈んでしまいますよね。
そうならないためにも、旅行でパソコンを待っていく際に気を付ける点を確認しておきましょう。
飛行機内に持ち込む際の注意点
「パソコンはスーツケースに入れても大丈夫?」と、疑問に思う方もいると思います。
パソコンは貴重品に該当するので、必ず手荷物として機内に持ち込みましょう。
気をつけるポイント
- 機内持ち込み手荷物の制限
- 内蔵されているリチウム電池の制限
- 手荷物検査の時に、必ずバックから出しておく
機内に持ち込める手荷物には、大きさ・重さ・個数に制限があります。
一般的に身の回り品以外の持ち込みは、3辺の合計が115cm、重さが10㎏以内の荷物が1つまでです。
パソコンの重さや大きさも、考慮する必要があります。
また、パソコンなどの電子機器に内蔵されているリチウム電池にも制限があります。
リチウム電池は、リチウム含有量が2g以下のもの、またはワット時定格量が160Wh以下のもののみ持ち込みが可能です。
リチウム含有量は、一般的なノートパソコンの場合ほとんど問題ありません。
※航空会社によってルールや条件が異なるため、必ず利用する航空会社のHPなどで事前に条件の確認をしてください。
故障・破損に気を付ける
パソコンは精密機械のため、ぶつけたり強い圧力がかかると故障や破損の原因になります。
外からの衝撃を防ぐためにも、専用のケースに入れたり、自分で運ぶようにするなど注意を払いましょう。
万が一に備えて、パソコンが携行品の対象になる保険への加入もおすすめです。
盗難に気を付ける
特に海外旅行で気を付けたいのが盗難です。
治安の良い日本では、カフェやレストランなどでトイレに行く際に「すぐ戻るから」と荷物を置いて席を離れる人も多いですが、海外では絶対にやめましょう。
パソコンや貴重品の入ったバックを横に置いて休んでいるだけでも、目を離した一瞬で盗難にあうケースはよくあります。
旅行では楽しい気分で気が緩みやすくなるので、特に注意が必要です。
当メディアメンバーに被害総額40万円の体験をした方もいるので、防犯意識は常に持っておきましょう!
ネット環境に気を付ける
パソコンを使うにあたって重要になるのが、インターネットの環境です。
宿泊する施設にネット環境があるか、Wi-FiルーターやeSIMを契約する場合は十分なギガ数があるかの確認が大切です。
また街中のフリーWi-Fiは、ウイルス感染や情報漏洩などセキュリティに不安があるため、利用はできるだけ避けましょう。
フリーWi-Fiをどうしても利用したい場合は、VPNを必ず使って、セキュリティを高めることをおすすめします。
海外旅行限定でパソコンを利用したい方は別の記事にしていますので、こちらをご覧ください。
関連記事:【旅ブロガー直伝】パソコンを海外で使う時に必要なもの&注意点
旅行に持っていくパソコンの選び方
旅行などに持っていくパソコンは、ストレスなく持ち運べるものを選ぶのがポイントです。
軽くて薄い物を選ぼう
ディスプレイが大きすぎず、軽量のパソコンを選びましょう。
具体的には、画面が14インチ(A4サイズ)以下、重さが1㎏前後のパソコンが軽量タイプと言えます。
バッテリー持ちが良いものを選ぼう
旅行先では、使いたい場所で電源が取れない場合もあるため、バッテリーの持ちが良いものを選ぶと場所を選ばず利用でき便利です。
ただし軽量でバッテリー持ちがいいものは本体の価格も高くなるので、予算に合った機能と価格のバランスが大切になります。
バッテリーの選び方については別の記事で紹介しているのでこちらをご覧ください。
持ち運びに便利なおすすめパソコンと便利グッズを紹介
この章では持ち運びにも便利なおすすめのパソコンとグッズを紹介します。
ぜひチェックしてくださいね。
軽量パソコン
Appleのハイスペックノートパソコン。
1日中使える大容量のバッテリーを搭載。
プロレベルの編集からゲームまで直感的な操作が可能。
HPの2023年モデル軽量ノートパソコン。
重さわずか957gにも関わらず、300㎏の荷物にも耐えられる高い耐久性。
Windows11 home、指紋認証、急速充電機能を搭載。
3万円以下で買える薄型・軽量ノートパソコン。
Windows11、WPS Officeを搭載。
初期設定済みで到着後、すぐに利用可能。
衝撃に強いパソコンケース
全面に4層の衝撃吸収クッションを採用。
高撥水素材で、パソコンを雨や雪から守る。
防水性があり、傷に強い4層保護の生地を採用。
マウス、充電ケーブルなどもしまえる十分な収納スペース。
パソコンも入れられるバック
容量を増やせる拡張機能付き。
優れた防水性と耐久性で荷物を守る。
キャリーオン機能も搭載。
リュックの内外にポケットが充実。
内部には液漏れ防止専用ポケットあり。
USBポートとキャリーオン機能を搭載。
変換プラグ
これ1つで世界200ヵ国の以上のプラグに対応。
3台同時充電も可能です。
Q&A
海外のパソコン事情について、よくある質問をまとめました。
Q.海外ではパソコンで関税手続きが必要?
国によってはパソコンやカメラ、ビデオカメラが税関申請や関税の対象になる場合があります。
例えばエクアドルでは、スマホやノートパソコンの持ち込みは1人1台までです。
渡航前に、自分が行く国が手続きの必要があるかを確認しておきましょう。
Q.海外のホテルでパソコンは使える?
海外のホテルでもパソコンは利用できます。
ただし、電圧・コンセントの形状・Wi-Fi環境の有無は事前に確認が必要です。
日本の電圧は100V、コンセント(プラグ)の形状はAタイプです。
日本と電圧やコンセント形状が異なる場合は、変圧器や変換プラグを用意しましょう。
利用したい家電が海外対応(100~240V対応)の場合、変圧器は不要です。
ホテルにWi-Fiがある場合は、ホテル到着後にWi-Fiパスワードも確認しましょう。
Q.パソコンはスーツケースに入れても大丈夫?
パソコンは貴重品に該当するため、スーツケースに入れずに手荷物として機内へ持ち込みましょう。
どうしてもスーツケースに入れる場合は、スーツケースが乱暴に扱われる事も想定して、スーツケースの真ん中に衣類と一緒に入れるなど注意が必要です。
万が一破損してしまった場合、基本的には保証の対象外となります。
まとめ
今回は海外旅行でのパソコンの必要性についてまとめました。
まとめ
- パソコンでしかできない事をしたい場合は持っていく
- 1週間以内の短期の場合、パソコンは不要
- パソコンを持っていく際は手荷物として機内へ持ち込む
- 機内持ち込みのルールを事前に確認する
- 破損や盗難に十分注意する
- 渡航先のインターネットの環境をきちんと確認する
荷物が増える点や故障のリスクを考えると、持って行かなくていいのなら置いていくことをおすすめします。
パソコンがあってもなくても、素敵な旅を楽しんでくださいね。