日常はもちろん、旅行先で欠かせないスマートフォン
旅先ではカメラや地図アプリ、Web検索など普段よりスマートフォンを使う機会が増えますよね。
そのため旅先での充電切れを防ぐために、モバイルバッテリーを持ち運ぶ人も多いのではないでしょうか。
しかし、飛行機にモバイルバッテリーを持ち込む際には制限があります。
「モバイルバッテリーを没収されて、旅先で充電切れに!」と、ならないためにもモバイルバッテリーを機内に持ち込む際の注意点を紹介します。
海外旅行におすすめのモバイルバッテリーも紹介しているので、参考にしてくださいね。
この記事で分かること
公式ブログ「ぽちの家」
海外旅行におすすめのモバイルバッテリー5選
海外旅行に持っていくモバイルバッテリーは、安全性や利便性が良いものを選ぶようにしましょう。
モバイルバッテリー選びのポイント
- PSEマークがあるもの(電気製品安全法認定商品)
- バッテリー容量が100Wh(27,027mAh)以下または、160Wh(43,243mAh)以下のもの
- 本体にバッテリー容量の記載があるもの
- 軽量や小型なもの
- 急速充電できるもの
海外旅行におすすめの、海外対応PSE認定モバイルバッテリーを5つ紹介します。
自分の旅行スタイルに合ったバッテリー選びの参考にしてくださいね。
CIOケーブル内蔵・10,000mAhバッテリー
日本メーカーで安心保証対応。
着脱可能なケーブル内蔵で、万が一ケーブルが破損しても交換できます。
極限まで小さいカードサイズ、重さ198gと小型なので持ち運びの際の負担も少ないです。
軽量、小型・13,800mAhバッテリー
重さわずか198gと卵2つ分の重さで持ち運びに便利です。
コンパクトな手のひらサイズなので、ポケットや小さめの鞄に入れて持ち運びたい人におすすめです。
Anker PowerCore Essential 20000
モバイル充電ブランドNo.1ブランドのAnker製品です。
iPhone14を約4回充電可能。
Anker独自の多重保護システムを搭載しているため、安心して長期間使えます。
信頼できるブランド商品を使いたい人におすすめです。
明誠コンセント一体型・ケーブル内蔵 20,000mAhバッテリー
コンセントが一体型になっているため、直接プラグに差し込んで充電できます。
ケーブルも内蔵されているため、コードも持ち運びも不要。
最大で4台同時に充電ができるので、タブレットやスマホなど複数の機器を持っている人におすすめです。
急速充電対応・32,000mAh大容量バッテリー
QC3.0の急速充電に対応しており、50%まで最速30分で充電可能です。
温度調整と過熱保護機能が搭載されており、過熱やショートの際には充電を自動停止。安心して使用できます。
重さ346gと軽量なので、大容量でも持ち運びしやすいです。
モバイルバッテリーは飛行機内に持ち込み可能?
結論からいうと、モバイルバッテリーはスーツケースなどに入れてお預け手荷物として預けることはできませんが、手荷物として機内持ち込みは可能です。
条件を満たしていれば、モバイルバッテリーを飛行機内に持っていくことができるので、安心してくださいね。
モバイルバッテリーはお預け手荷物NG
一般的にモバイルバッテリーには、“乾電池で充電するタイプ”と“リチウムイオン電池”で充電するタイプがあります。
繰り返し充電して使えるリチウムイオン電池は、薄くて軽く経済的なので、モバイルバッテリー以外にも多くの電子機器に使われています。
しかし航空法では、リチウムイオン電池は「危険物」の取り扱いになります。
参考:国土交通省「機内持込・お預け手荷物における危険物について」
リチウムイオン電池は外部からの衝撃で発火の恐れがあるため、国際航空民間機関(ICAO)によって2016年に世界的に制限されるようになりました。
実際、機内でリチウムイオン電池が発火するトラブルは決して少なくありません。
スーツケースなどと一緒にお預け手荷物で預けて貨物室で発火した場合、発見が遅れて大規模な火災に繋がる危険があるため、お預け手荷物での持ち込みはNGとなっています。
モバイルバッテリーを誤ってスーツケースに入れてしまうと、空港でスーツケースを広げて取り出す羽目になるので、手持ちの鞄に入れるようにしましょう。
モバイルバッテリーは条件付きで手荷物として持ち込める
モバイルバッテリーをお預け手荷物に入れずに、手荷物として機内へ持ち込む条件は下記の通りです。
- バッテリーの容量が160Wh以下
- 1個あたりのバッテリー容量が100Whを超える場合は2個まで
- リチウムイオン電池の含有料が2gを超える場合は、手荷物・お預け手荷物共に持ち込み不可
※航空会社によって規定が異なる場合があるので、確認が必要です。
電子タバコやデジカメなど、モバイルバッテリー以外にもリチウムイオン電池を使っているものを持ち運ぶときには、航空会社のHPなどで確認すると安心です。
モバイルバッテリーをお預け手荷物で預けてしまったら?
スーツケースなどをカウンターで預ける際、モバイルバッテリーが入っていないか航空会社の人から確認されます。
しかし、誤ってモバイルバッテリーをお預け手荷物で預けてしまった場合、呼び出しされて立会での荷物検査が必要となります。
時間と手間がかかる上に最悪の場合、飛行機に遅延が生じる可能性も。
また、海外の航空会社では許可なく強制的に破棄や没収されるケースもあります。
モバイルバッテリーは入れていませんでしたが、私もアメリカの航空会社でスーツケースを無断で開けられたことがあります。
荷物をチェック後に綺麗に戻してはくれないので、悲惨なまでに中身がぐちゃぐちゃでした…
安全のためにも、飛行機に乗る際はモバイルバッテリーを手荷物に入れるのを忘れないようにしましょう!
制限あり!機内に持ち込めるモバイルバッテリーの容量
モバイルバッテリーの容量制限について、詳しく解説していきます。
バッテリー容量はWhではなくmAhで表記されている場合もあるので、mAh表記も合わせて確認してくださいね。
モバイルバッテリーの容量制限
モバイルバッテリーの機内持ち込みができる容量をまとめました。
100Wh以下 (27,027mAh以下) |
100Wh~160Wh (27,027mAh~43,243mAh) |
160Wh以上 (43,243mAh以上) |
|
---|---|---|---|
機内持ち込み | 〇 | 2個まで | × |
お預け手荷物 | × | × | × |
多くの航空会社で同様の条件で持ち込み可能ですが、利用する航空会社や国によって規定が異なる場合があります。
事前に、自分が利用数航空会社や空港のHPで確認しましょう!
ワット時定格量(Wh)と定格定量(mAh)の変換方法
自分の持っているモバイルバッテリーが規定の容量に収まっているか、気になりますよね。
モバイルバッテリーはmAhで表記されている場合が多いので、制限がかかる100Whと160WhのmAh数を確認しましょう。
- 100Whは27,027mAh
- 160Whは43,243mAh
WhからmAhへの計算方法はこちらです。
計算式を覚える必要はありませんが、参考にしてください。
ワット時定格量(Wh)=V(電圧)×mAh(バッテリー容量)÷1000
リチウムイオン電池の電圧は3.7Vなので、Vに3.7を当てはめて計算します。
ワット時定格量(Wh)=3.7(V)×mAh(バッテリー容量)÷1000
まとめ
海外旅行の際の、モバイルバッテリーの飛行機持ち込みについてまとめました。
- モバイルバッテリーはお預け手荷物に入れての持ち込みは不可
- バッテリー容量が160Wh(43,243mAh)以下であれば手荷物での機内持ち込み可能
- バッテリー容量が100Wh(27,027mAh)以上は2個まで個数制限あり
- お預け手荷物で預けてしまった場合、強制的に没収・回収される場合がある
※ただし航空会社や国によって異なる場合があるので要確認
飛行機のルールを守って、モバイルバッテリーを活用しながら楽しい旅行にしてくださいね。