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南アフリカの治安は?女性も安全に渡航できるのか元在住者が徹底解説

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南アフリカの治安を女性在住者が解説する記事のアイキャッチ

「南アフリカの治安って悪いんでしょ?」
「女性でも南アフリカ旅行はできる?」

南アフリカ旅行や留学を考えるうえで、南アフリカの治安は気になりますよね。
特に女性の方は、治安を懸念して南アフリカへの渡航をためらっている人も多いのではないでしょうか。

しかし、南アフリカの治安は地域によって異なり、適切な準備と注意を払えば女性でも安全に楽しむことができます。

この記事では、南アフリカのケープタウンに1年間滞在した筆者が、南アフリカの治安状況のリアルや被害に遭わないために気を付けるべきことを経験をもとにお伝えします。

この記事でわかること

・南アフリカの治安の実態
・南アフリカでよくある犯罪の種類
・南アフリカで犯罪被害に遭わないために注意すべきこと
・ケープタウン観光で気を付けるべきエリア
・万が一被害に遭った時の対処法

それでは早速見ていきましょう。

ayu
アフリカ好きの旅ブロガー
AYU:)
旅を愛する23歳。大学時代に南アフリカ留学と国際ボランティアを経験、南部アフリカと東南アジアのバックパッカー1人旅に挑戦。僻地での冒険が特に心躍る。現在は、旅ブロガーとして世界各国の「役立つ旅情報」を発信中!Hakuna Matata

南アフリカは女性が行っても大丈夫?南アフリカの治安について

南アフリカの夜景

正直、安全な国ではありません。
犯罪発生率もかなり高いというデータが外務省からも出されています

しかし、
「気を付けていれば問題ない!南アフリカ渡航前に想像していたほど危なくはない!」

というのがケープタウンに1年間滞在した私の感想です。

ケープタウンで何かの被害に遭ったことは一度もありませんでした。

外務省による南アフリカの危険度

外務省の渡航の危険情報によると、南アフリカの一部を除く全域の危険度はレベル1の「十分注意」とされています。

ヨハネスブルグ市、ツワネ市(旧プレトリア)及びダーバン市の各CBDおよびその周辺はレベル2の「不要不急の渡航中止」が勧告されています。

南アフリカの犯罪率が高い理由

南アフリカは世界で最も格差の大きい国であり、失業率は40%あまりで、電気・水道・教育等の基礎行政サービス供給が圧倒的に不足しています。

さらに燃料費や物価の高騰で現政権に対する抗議行動が全国各地で行われています。

このような社会的な不安や経済的な困難が、南アフリカの犯罪率が高い状況を作りだしています。

南アフリカの都市別の治安

南アフリカの都市別の治安

南アフリカといっても様々な都市があり、地域によって治安や犯罪の手口も異なります。

ここでは、観光客に人気のある都市「ケープタウン」と、南アフリカ最大の経済都市である「ヨハネスブルグ」の治安について紹介します。

世界最恐都市「ヨハネスブルグ」の治安

ヨハネスブルグ、プレトリア及びダーバン等の各地区都市のCBD地区では銃器を使用した強盗が多発し犯罪手口の凶悪化がみられます。

観光地や人が多くいる場所でも日常的にスリが発生するなど、南アフリカ人にとってもヨハネスブルグは危険だという認識が強くあるようです。

しかし、原則は車を利用して移動し、ツアー以外で個人での観光は控え、夜間はホテルから出ない等の守るべきことを守っていれば凶悪犯罪に巻き込まれることはないでしょう。

観光都市「ケープタウン」の治安

観光都市であるケープタウンは、常に多くの観光客で賑わっており、ヨハネスブルグ二よりは基本的に治安は良いです。

ケープタウンは2023年にテレグラフ紙によって「世界で最も美しい都市」にも選出されました。

ケープタウンでは、一般的に観光客が訪れる場所には基本的に警備員が配置されており、安全を確保する取り組みがなされています。
そのため、有名観光地で危険な目に合うことは基本的にはありません。

しかしケープタウン市内でも、エリアや時間帯によってはスリやひったくりが多発する場所もあるので注意が必要です。

安全な旅を楽しむためにも、常に警戒心を持ち、周囲の状況に注意を払いましょう。

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南アフリカでの多い犯罪の手口

南アフリカでよく見られる犯罪の手口を事前に確認し、備えましょう。

スリ/ひったくり

スリ・ひったくりはもっとも日本人が被害に遭いやすいです。
歩きスマホは絶対にせず、貴重品を後ろポケットにしまう事はないようにしましょう。

道で誰かに話しかけられて、その隙を狙われることもあるので、見知らぬ人からの声かけには注意が必要です。

ケープタウンでは、見知らぬ人に通りすがりに靴を褒められ、注意が散漫する隙を狙って、犯罪者が荷物を盗むという手口があるそうです。

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置き引き

混雑している場所や人が多い時間帯では、犯人が混乱を利用して被害者の財布やバッグを盗むことがあります。
貴重品は目の届く範囲に置き、バッグなどは身に着けておくようにしましょう。

特に野外のレストランでは、テーブルの端や、椅子の背もたれに貴重品を置いておく・掛けておくことは置き引きの被害に遭うリスクが高まります。

スキミング・ATM詐欺

ATMやクレジットカードを利用する際に、犯罪者がカード情報を盗み取るために改造した装置が設置されている場合があります。

ATMのカード挿入口に何か違和感を感じた時は、直ちにATMの利用を中止しましょう。
路上にあるATMの利用は控え、ショッピングモールや安全な建物内のATMを使うようにしてください。

ケープタウンであれば、ウォーターフロント内のATMは観光客も安心して利用できます。

偽装警備員・警察官

これは犯罪者が警備員や警察官に扮装し、被害者を騙して財布や貴重品を盗む手口です。

一般的には、犯罪者が本物の警備員や警察官であるかのような服装やバッジ、車両を使用して、被害者に対して接触します。

ケープタウンでは、偽装警備員が近寄ってきて「この道は通行止めで、通るには通行チケットを購入しなければならない」などといいATMに連れていかれ、クレジットカードを盗まれるという被害が出ています。

私も実際にこのように声を掛けられたことがありましたが、この犯罪の手口を知っていたので無視して通り過ぎました。

女性旅行者が南アフリカで気を付けるべきこと

南アフリカのサッカー会場

十分に気を付けた行動をすることで、トラブルに遭うリスクは低くなります。

服装・携帯品の取り扱いに注意する

高価なアイテムは、犯罪被害の標的になりやすく、盗難や強盗のリスクが高まります。

ジュエリーやブランド品の着用を控え、服装や携帯品の取り扱いに注意しましょう。

身に着けていたネックレスを引きちぎられ盗まれた友人がいたので、特に女性は装飾品を付けない方が良いと思います。

ひとり歩きは極力しない

単独行動は犯罪者に狙われやすいです。なるべく複数人で行動し、人通り多い道を歩くようにしましょう。

もし1人旅で、街歩きをしたい場合は現地のツアーに参加することをおすすめします。
夜間の徒歩移動は絶対にしないでください。

Uberを利用する

夜間や少しでも危険だと感じた時には、どんなに近い距離でも車で移動しましょう。

南アフリカではUberとBoltの配車アプリがあり、安全に移動できます。

配車依頼をする際は、スマホの盗難被害を防ぐために、路上ではなく建物の中で操作し、建物内でドライバーを待ちましょう。

流しのタクシーや現地の人が利用するミニバス(白いバン)は危険だと言われているので利用しないでください。

危険地域には近寄らない

南アフリカの各CBDや貧困地域のタウンシップは危険なエリアとされています。
雰囲気が怪しいと感じたら直ぐに立ち去る事も大事です。

事前に外務省の情報から危険エリアを確認したり、滞在ホテルのスタッフに周辺の治安情報を確認しておき、危険エリアに近づかないようにしましょう。

ケープタウンこのエリアには気を付けて!元在住者の私のアドバイス

ケープタウン

ケープタウンは比較的安全な都市ではありますが、犯罪が多く発生しているエリアもあります。

ここで紹介するエリアは、犯罪が多いと知らずに立ち寄る観光客も多いです。

ボ・カープエリア

ボ・カープはカラフルな家が立ち並ぶ、観光客に人気のスポットですが、犯罪被害が多いエリアでもあります。

日中は比較的安全ですが、油断せず貴重品の管理を徹底し、写真撮影に夢中にならないように気を付けましょう。

夜間の訪問は控えた方がよいでしょう。

私はボ・カープにあるカラフルな家の1つに1年間ホームステイをしていました。

ボ・カープのwale streetと言われる大通りは、治安の悪さはあまり感じませんが、ひとつ角を曲がると雰囲気が一変する場所もあります。

ボ・カープエリアはフリーウォーキングツアーが実施されているので、参加すると安心でしょう。

ロングストリート

ロングストリートは、クラブや安宿が多くある通りです。
夜間は特に賑わい、多くの観光客や地元の若者が集まります。

混雑や人ごみでは、貴重品の盗難やスリに対する警戒が必要です。
また、夜間の外出時には、UberやBoltを利用することやグループでの行動をしてください。

特にロングストリートエリアでは車の窓は開けない方がよいです。
車内でスマホを操作中だった友人が、窓から手を出されてスマホを盗まれたと話していました。

ケープタウン駅周辺

ケープタウンのローカル列車は、事件や事故が多発しており、駅周辺でも犯罪が多発するエリアです。

ホストファミリーや南アフリカの友人から絶対に近づかないように言われていたので、車で横を通った事しかありませんが雰囲気は良くありませんでした。

ケープタウンで治安のよいエリア

ケープタウンのペンギン

ケープタウンには富裕層が多く治安が比較的良いエリアもあり、ランニングやウォーキングをしている人も多くいます。

そのエリアは、

  • ウォーターフロント
  • シーポイント
  • グリーンポイント

女性の方や、はじめての南アフリカで不安な方はこのエリアでホテルを探すとよいでしょう。

南アフリカで万が一被害に遭ったら?緊急時の連絡先

もし南アフリカで事件・事故に巻き込まれてしまったら、二次被害を防ぐために速やかに各所に連絡をしましょう。

大使館・領事館に行く/連絡をする

パスポートを盗まれてしまった場合には、速やかに現地の日本大使館または領事館に相談しましょう。
その土地での身分を証明できないため、滞在の継続が難しくなります。

・在南アフリカ共和国日本国大使館: 電話番号 012-452-1500
・在ケープタウン領事事務所:電話番号 021-425-1695

警察に行く/連絡する

現地の警察に犯罪の被害届を提出し、被害証明を入手しましょう。

被害証明は海外旅行保険等で、失った品や金銭の補償をしてもらうために必要になります。

・警察:電話番号 10111
・救急、消防:電話番号 10177
・携帯電話からの緊急電話:電話番号 112

クレジットカード会社に連絡する

もし、クレジットカードを盗まれた場合、クレジットカード会社の緊急連絡先に電話をし、カードの不正利用停止手続きを速やかにしましょう。

ほとんどのクレジットカード会社は24時間の紛失・盗難専用コールセンターが設置されています。

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まとめ!ケープタウンは気を付けいれば大丈夫

南アフリカは犯罪率が高い国ではありますが、十分に気を付けて過ごすことでトラブルに巻き込まれることなく南アフリカでの滞在を楽しむことができるでしょう。

特にケープタウンは、女性である私も何の被害もなく1年間過ごす事ができたので、最低限のポイントを守ることで

南アフリカに滞在したことのある日本人は、みな南アフリカが大好きで、南アフリカにいつか戻りたいと口を揃えて言います。

治安の問題が気になる一方で、それを上回る南アフリカの魅力や南アフリカ人の人柄の良さがあるからだと私は思っています。

この記事を参考に、南アフリカを安全に満喫してもらえたら嬉しいです!
あなたの南アフリカ旅行が素敵な思い出になりますように!

  • この記事を書いた人
ayu

AYU:)

旅を愛する23歳。大学時代に南アフリカ留学と国際ボランティアを経験、南部アフリカと東南アジアのバックパッカー1人旅に挑戦。僻地での冒険が特に心躍る。現在は、旅ブロガーとして世界各国の「役立つ旅情報」を発信中!

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