海外で運転するためには国際免許証が必要です。
日本で発行された国際免許証は、1949年にできたジュネーヴ条約に加盟している国々で使うことができます。
この記事では、国際免許証の取得方法と海外での国際免許の使い方について紹介します。
海外で運転することができれば
・交通費を抑えることができる
・行動範囲が広がる
・移動も楽しめることができる
今回は国際免許の取得方法と費用、国際免許で運転が可能になる国、海外で運転をする上で注意しておきたい点をお話ししていきます。
この記事を読み終わる頃には、あなたはきっと海外に行きたくて仕方なくなるはずです!
国際免許を取り方と費用を徹底解説
実は、国際免許はみなさんが思っている以上に簡単に取得できます。
国際免許は近場で取れて、費用も2,500円前後と高くありません。
有効期限も1年もあります。
では早速具体的にみていきましょう!
国際免許は家の近くで取得できる!
国際運転免許証の取得は地域の周辺にある以下で取得することができます。
取得できる場所
・各都道府県の警察署の運転免許課
・運転免許センター
・運転免許試験上場
基本的には平日しか空いていません。地域によっては土日でも大丈夫な場合があります。
平日仕事がある人はお近くの地域にある警察署や運転免許センターに連絡してみましょう!
国際免許の費用は2,500円程度!
国際免許を発行する費用は、各都道府県によって異なります。
大体2,500円前後だと思っておきましょう!
東京・大阪・兵庫・福岡・岡山は2,350円でした!
この程度の費用であれば、それほど大きな負担ではありませんね。
国際免許を本人で取得する場合の必要書類
国際免許証を申請する場合の必要書類は基本的に同じです。
地域によっては印鑑などが必要な場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
必要書類
・運転免許証
・写真1枚
→(縦5cm×横4cm、無帽、正面、上三分身、無背景、枠なし、申請前6か月以内に撮影したもの)
・古い国外運転免許証を持っている方は、その国外運転免許証
・海外渡航を証明するもの
→(パスポート、飛行機のチケット(予約表)、旅行会社から出されている日程表等)
これは東京都で取得する場合です。
国際免許を申請する際、各都道府県によって必要な書類が異なります。そのため、取得する際はあらかじめ必要書類を確認してから行くといいでしょう。
国際免許を代理人が取得する場合の必要書類
代理人申請は、渡航している本人との関係が明らかにできる親族、友人、会社関係者などです。
代理人申請の場合も必要書類が各都道府県によって異なる場合があります。
取りに行く際は近くの運転免許センターのホームページを参考にしてくださいね。
必要書類
・運転免許証
・写真1枚(縦5cm×横4cm、無帽、正面、上三分身、無背景、枠なし、申請前6か月以内に撮影したもの)(※1)
・パスポートのコピー(未使用のページを含め、全ページが必要)(※2)
・本人から代理人への委任状
・代理人の身分証明書(運転免許証等)
※
※1 2022年5月13日以降の申請は>縦4.5センチメートル×横3.5センチメートル、無帽、正面、顔中心の配置、無背景、枠なし、申請前6か月以内に撮影したもの
※2 出入国記録が押印されているパスポートで、未使用ページを含め全ページのコピーが必要。出入国の際、自動化ゲートを利用した場合は出入国記録が押印されないため、法務省から出入(帰)国記録を取得する必要があります。
国際免許の有効期限は1年!
国際免許の有効期間は1年です。
有効期間が切れた国際運転免許証は、家の近くの運転免許センターや試験場に返還するようにしましょう。
ちなみに、残念ながら日本の免許のように更新はできません。
もし、有効期間が切れた国際免許は再も一度、取得しなければなりません。
1年もある!と思って早めに取りすぎないようにしましょう!
国際免許取得者注意!!日本のゴールド免許は海外では通用しない!?
日本でどれほど運転がうまくても、海外ではなかなか慣れないなんてことはよくあります。
世界には運転座席が逆の国、意味のわからないルールがある国など、たくさんあります。
それでは、日本の運転事情と比較しながら紹介していきます!
左側運転は世界でマイノリティ!
世界では70程度の国や地域が左側通行のようです。日本以外で有名なのはイギリスではないですね。
他にはオーストラリア、ニュージーランド、パプアニューギニア、タイ、インド、香港、ケニア、南アフリカ共和国などです。
一方で、160程度の国や地域が右側通行を採用しています。
イギリス以外のヨーロッパの国々はほぼ右側通行です。
国際免許取得者でも知らない世界の交通ルール
アメリカでは人がいない場合に限って、赤信号でも右折することができます。(早く行かないとクラクションを鳴らされる!!)
踏切で一時停止をしているところは日本くらいです。
あの有名なドイツの「アウトバーン」は速度無制限ですよね。(出し過ぎは危険ですが。。)
他にも、フィリピンでは曜日によってナンバーの末尾による規制があります。
インドネシアは、日付によってナンバーの末尾による規制です。
間違って運転すると4000円の罰金もしくは2ヶ月の禁錮刑が科される可能性もあります。
インドでもクラクションを鳴らすと罰金など、世界にはさまざまな交通ルールがあります。
日本で運転するよりも危険な場合もあるので運転には気をつけましょう!
国際免許があっても運転できない国もある
国際免許があればほとんどの国で運転できます。
一方で、運転できない国や地域もあるので渡航前・国際免許取得前にはしっかりチェックしておきましょう!
▼運転できない国
アジア
インドネシア、北朝鮮、中国、東チィモール、ブルネイ、ミャンマー、モンゴル、アフガニスタン、ウズベキスタン、カザフスタン、タジキスタン、 トルクメニスタン、ネパール、パキスタン、ブータン、モルディブ
オセアニア
キリバス、サモア、ツバル、トンガ、ナウル、ニウエ、バヌアツ パラオ、マーシャル諸島、ミクロネシア
北米・中米・南米
アンティグア・バーブーダ、エルサルバドル、コスタリカ、セントキッツ・ネイビス、セントビンセント・グレナディーン、セントルシア、ニカラグア、バハマ、パナマ、ベリーズ、ホンジュラス、メキシコ、ウルグアイ、ガイアナ、グレナダ、ブラジル、ボリビア
ヨーロッパ
アセンション島、アゼルバイジャン、アルメニア、アンギラ、アンドラ、イギリス領インド洋海域、イギリス領ヴァージン諸島、ウクライナ、クロアチア、フォークランド諸島、サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島、セントヘレナ、タークス・カイコス諸島、トリスタン・ダ・クーニャ、バミューダ諸島、ピトケアン諸島、ブーべ島、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、モルドバ、モンセラト、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン
中東
イエメン、イラク、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、バーレーン、パレスチナ
アフリカ
アンゴラ、エチオピア、エリトリア、カメルーン、カーボンベルデ、ガボン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、コモロ、コロンビア サントメ・プリンシペ、ザンビア、ジブチ、スリナム、スワジランド、スーダン、セイシェル、赤道ギニア、ソマリア、タンザニア、チャド、ドミニカ国、西サハラ、ブルンジ、南スーダン、モザンビーク、モーリシャス、モーリタニアリビア、リベリア
ヨーロッパ(特に諸島)、アフリカが運転できない国・地域が多いです。
ドイツ、スイス、台湾、ハワイ、グアム、サンパン、カリフォルニアなどの国・地域は国際運転免許証がなくても、短期旅行であれば運転できますが、
国際免許証の代わりに認証翻訳された公的な証明書が必要になります。
取得方法
・取得したい国の認証翻訳資格を持っている人に依頼
・日本大使館・駐日外国総領事館に依頼
渡航する国の日本大使館や領事館が発信する現地情報はチェックしておきましょう!
国際免許を取得して海外運転を楽しむための豆知識
国際免許があることで、海外での自由度が増します。
この章では、海外での運伝を楽しむための豆知識にを紹介します。
国際免許があれば捕まることはない!
海外の特に観光地では、よく切符を切っている警察に遭遇します。
そしてたくさんの外国人が現地の警察に罰金を命じられる光景をよく目にします!
国際免許を持っていても、携帯していないと、私のように現地の警察に寄付することになります。
国際免許を取り、海外で運転するのであれば、常に携帯しておくようにしましょう。
事故をしてもDon’t say Sorry!
もし自動車事故や故障に巻き込まれてしまった場合、まずは安全を確認してから現地の警察に電話しなければなりません。
もしケガ人がいた場合、緊急通報用電話番号に連絡をしましょう。
あとは、レンタカー会社・自分で加入している現地の自動車保険会社、または海外旅行保険会社への連絡も忘れないようにしましょう!
連絡する際は、名前、事故の場所、ケガ人の情報、事故の状況を落ち着いて話せば大丈夫です。
警察や救急車の到着するまでに相手の情報を得ることも大事です。
メモ
- 相手の身分証明書を確認する
- 相手の名前と連絡先
- 車の特徴(車種・ナンバープレートなど)
- 自動車保険の加入有無
- 保険会社名
メモしておくと安心です。
最も重要なことは、どこの国で事故被害に遭ったとしても、冷静になることです。
現地で必要最低限の言葉をメモしておくと、冷静になれやすいと思います。
渡航前に準備しておくといいですね。
また、国によっては先に「Sorry」
と謝ってしまうことで、のちに不利になることも多くあります。
言葉がわからなくても、むやみやたらに謝ったりしないことも忘れないようにしましょう!
国際免許を取得したら海外を最大限に楽しめる!
観光地や有名スポットは基本的にはツアーや現地のタクシーを使えば網羅できます。
しかし、車やバイクがあると行動範囲も広がり、その分楽しさが倍増し、コスト面でも結果的に抑えられていることがあります。
さらに、バスやタクシーを利用すると、途中で休憩したりどこかに立ち寄ったりできません!
使うバスによってはクーラーががなくて激暑だったり、逆にガンガンで寒すぎってこともあります。
でも、自分達で運転するとストレスがかかりません。
決められた時間ではなく、自由に思うままに海外を楽しみたい人には、国際免許は必須級です。
国際免許を取ったら絶対にしたい夢のドライブ3選!
海外での運転って夢がありませんか?
女の子とドライブ、絶景の景色をキャンピングカーで・・
海外ならではのドライブの楽しみ方を紹介します!
女の子を連れてドライブができる!
車を持っていると、友人や女友達を誘いやすくなります。
「車あるけど、カフェ行かない?」
「あそこに車止めてるんだけど、ドライブ行かない?」
こんなドラマで見るような常套句は海外ではリアルなんです。
おすすめの場所はビーチ、ホテル、バーです。(飲酒運転はダメです)
国際免許を取ったらぜひやってみてください。
アウトドアでパティNight
海外でのキャンプ生活って夢がないですか??
海外で車で周るアウトドアキャンプ生活をするためには、国際免許が必要です。
私も友人と何度かキャンプをしましたが、大自然のど真ん中でするキャンプは海外生活の中でもトップクラスの思い出です。
おすすめはノルウェー、スペイン、ギリシャ、エジプト、イスラエル、タイです!
グループで各地をめぐるインスタ映えの旅
「おしゃれな写真を撮りたい!」
「おしゃれなインスタに投稿したい!」
そんな人は多くないはずです!
正直、観光地や有名なネットに上がっている有名なスポットでも
おしゃれな写真を撮ることはできます。
ただ、車があると、そこに車があるだけで、めっちゃ映えるんです。
自由に動けるということもとてもレンタカーの大きなメリットです。
本気でインスタ映えを狙うあなたは一度、レンタカーでチャレンジしてみてください!効果絶大です!
まとめ
まとめ
・費用は2500円前後
・有効期限は1年
・国際免許があれば自由気ままに旅できる!
国際免許は家の近くで取得することができて、費用は2500円とそれほど高くないです。
有効期限が1年なので、取得する時期は渡航予定と相談するといいですね。
国際免許があれば、海外旅行を何にも縛られず、自由に楽しむことができるため
絶対に取得しておきたい免許です。
しかし海外で運転することは、もちろん慣れない土地での運転です。
日本で運転するよりも気をつけることが多いです。
渡航する前は海外の運転事情をしっかりチェックしてから渡航するようにしましょう!