南・中央アジア 経験談

【ネパール旅行記】本当に発展途上国!?ネパールにバックパッカーに行って僕が感じたこと

単調な日本の日々から抜け出して

穏やかな国ネパール大学生の夏休み。南アジアの旅にでた!

まずはネパール。ネパールといえば、自然と動物、そして多神教の社会。今回の旅の目的は「生」または「死」とは何か。なんのために生きるのか。だ。

日本での日々の生活は単調すぎる。学校、バイト、家事、学校、、僕の生活はその繰り返しだった。

いざ、ネパールへ

ネパールの生活感

日本から飛び出して海外に来るとそんなことは一切忘れて、その空間に没頭できる。

東南アジアの旅では没頭しすぎて?騙されに騙されたので今回はかなり意識した行動をする。東南アジアでは特に買い物の時はイライラするほどひつこい人が多かった。

そんなイメージで買い物に街を歩いた時は少し驚いた。ネパールでは全く後腐れがない。本来なら少しでも高く売って、売れるなら何円でもいいわ的な東南アジア諸国やアフリカとはかなり異なっていたところに疑問に思う。もともと商売をする理由としては利益、つまり、生計を立てるため。人間とは欲深いもの。儲けられるならなんでもいいなんて人は多いはず。経済社会である分お金は必要なもの。

だけど単純に日本人と比べるならその違いは経済的な格差だろう。つまり、経済基盤の整い具合で欲深さは決まると正直思っていた。しかし、経済が回っていない、また必要ない場所、地域、ネパールではその欲深さは比較対象にならないのではないかと感じた。

一方で

ネパールの人々は人との繋がり、また神との繋がりを大切にしているようだ。

近くの寺にお参り?見物をさせてもらう。寺院の中に入り、丁寧に祈る人々また通りすがりに手を合わせて行く人々、様々な人々にとって神は浸透しているようだった。その人たちの目は清く感じ、何か温かいものを感じる。宗教とは何かに拘束されたり、とらわれるイメージだったが、手を合わせたい気持ちになった。

ネパールといえばヒマラヤ!エベレスト!

そう、山!スケジュールが合わず、チトワン国立公園に行く予定だったが、トレッキングをすることになった。まぁ、あのヒマラヤの一角に足を踏み入れるのならいいかと。二日間かなり歩いて、今歩いている山は何という名前か聞いてみると、なんと不思議。

ただの丘だよ。

麓まで転げ落ちそうになったわ。

少数民族との出会い、その生活

ヒマラヤ山脈は標高の高い山が多いので2、3000メートルの山々は丘だそうだ。だらだらと歩いていると、少数民族の人々に出会った。

牛とヤギを買い、緑の束を麓に運ぶ。都会に住んでいる人々とはまた少し変わった生活をしていた。ネパールにはインドと同様カーストが存在する。そして、ネパールの中でも言語は違うようでネパール人同士でも部族の人々とは言葉が通じないこともあるそうだ。

ネパールの少数民族の男性はカトマンズや都市で出稼ぎに行っている人がほとんどであった。とはいっても、丘にに住んでいる家族もしっかりと働いていた。
仕事は主に家畜の世話や麓付近のレストランに食料などを届けて働いていた。

それはかなりハードな肉体労働で、一人当たり30kg以上の食料?草?を座った状態から頭の上に乗せ、持ち上げ、二、三キロ歩いて麓まで届ける。それの繰り返しをなんとおばあちゃんが!!

一度挑戦させてもらうも、もうこれはマジできつい。17年間も柔道をしてきたなんて口が裂けても言えんな。って思いながら(言葉通じないからそんなこと言えないが)

家族が住む家に帰ると、チャイが用意されていた。そのハードな肉体労働の後に飲むチャイは本当に美味い!!疲れが取れるとは言えないけど、大変ななかでも幸せってあるんだなって、そんなことを感じたりもした。

僕が思うこと

彼らの生活を見て、過ごして、何だろう。

あの毎日、日本で感じていた忙しない日々がこんなにもスローリーな日常もあるんだと。タイムイズマネーは世界共通でもないし、一番大切なことでもないんかなって。ゆっくり流れる時間の中でその地に溶け込むように生きていくのもいいのかも。なんて思ったりしたりした。

少数民族が思う、ネパールでの問題

もともと社会問題が気になり、海外に行くようにになった自分。やはり、ここでも聞いておかなくては。と、ネパールでの問題を聞いてみた。そこで印象的だったのが、震災で家族を失った子供達の話だった。

2015年にネパール大地震が起こり、多くの人が亡くなったそう。

そこで親を亡くした人々は施設で暮らしているそうだ。彼の話によると政府が提供する学校はネパール限定で活躍の幅がないと。だから今のネパールの子供達には英語やITが習えるプライベートスクールに行かないといけない。近代化に伴い、グローバルな世の中になり、やはり、海外を視野に入れるのは当たり前の世の中のようだ。でも、こんなに素晴らしい国にいて、頭脳流出なんてもったえない!と思ってしまう自分もいる。

正解は多分、ないと思う。答えはそれぞれの中にあると思うし、思う道を進めばいい。

けれど、知ることで叶わないことへの苦しみを味わうなら知らないほうがいいこともあるのか。どっちにしても結局お金か。お金で買えないものもあるなんて言えるのは所詮、お金を手にしたことのある人々だけの考えなのか。そして、自分たちにできることは何だろうか。なんて考えてしまう。


今回は実際に僕がバックパッカーでネパールに行ったときに書いた日記を紹介しました。その時に感じたことやお話を聞いたことを見ていただきたいです。これからも違う国についても紹介していきたいと思います。

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